サーキュラーエコノミー実現へ 事業者等公募等
「サーキュラーエコノミーの実現に向けた社会実装化事業」の二次公募の開始及び一次公募の選定結果について
東京都は、「2050年CO2排出実質ゼロ」に貢献する「ゼロエミッション東京」の実現に向け、サーキュラーエコノミーへの転換・資源循環を促進することとしています。
東京都と公益財団法人東京都環境公社は、地域密着型のサーキュラーエコノミーの実現を目指す事業者等を公募し、その取組の社会実装化を支援しており、このたび下記のとおり二次公募を開始いたします。
また、本年5月31日から6月30日までの期間に一次公募を実施し、申請があった事業について、提案の熟度、有効性・効率性等の観点から審査を行い、4件を選定しましたので、併せてお知らせいたします。
記
1 二次公募について
(1)補助対象事業
次の要件を満たす事業を補助します。
- 都内におけるサーキュラーエコノミーの実現に繋がるプラスチックや食品ロスの削減に係る取組のために、地域でのモデル事業や実証事業、関連する調査や情報発信等を行うものであること。
- 原則として、複数の事業者・団体等が連携して取り組むものであること。
(2)公募期間
令和5年8月22日(火曜日)から令和5年9月15日(金曜日)まで
※事業の実施期間は、交付決定日から令和6年2月29日(木曜日)までです。
(3)交付決定の流れ、補助率等
- 外部委員を含む審査委員会において、厳正に審査の上、交付決定します。
- 交付決定された事業に対して、1事業につき補助対象経費の2分の1の範囲内、上限100万円まで補助金を交付します。
(4)公募要項・申請方法等の詳細
TOKYOサーキュラーエコノミーアクションのホームページをご確認ください。
2 一次公募において選定した事業者及び事業概要
(1)コロナ禍を経て回収された再利用のできないアクリルパーテーションの活用
今ある資源だけで装飾をするリユース特化型装飾事業の創生
コロナ禍で量産され、現在は用途がなくなってしまっているアクリルパーテーションをアクリル装飾として再利用。都内商業施設の改修工事に伴うウィンドウディスプレイ内、渋谷区・中央区等でのイベント実施時の装飾の一部、都内で実施されるワークショップ等で活用する。
事業者
株式会社LINO
連携事業者・団体等
- 株式会社イチーナ
- やまなし森の紙推進協議会
- NPO法人ジョブクリエーター
(2)「サーキュラーユニフォーム」廃棄物削減につなげる循環型制服の実証事業
卒業生から寄贈されたウール・ポリエステル混紡の制服を原料の状態に戻し、繊維から繊維への再生技術による資源の有効活用や廃棄物の削減等を目的とした循環型制服の取組を実施する。制服を起点とした探究学習を通して循環型社会についての理解を深め、子供たちの行動変容を促す。
事業者
日本毛織株式会社
連携事業者・団体等
- 駒場学園高等学校
- 提携企業(制服解体、反毛)
(3)「FEELT ORNAMENT」を活用したプラスチック資源循環の見える化事業
リサイクル用途が限られているシャンプー等の使用済みPET空容器を活用し、硬質フェルトボード(FEELT)を作成。FEELTを素材としたオリジナルのクリスマスオーナメント「FEELT ORNAMENT」を制作し、都内商業施設のクリスマス装飾を行う。装飾と併せて地域の方々を対象としたワークショップを実施する。
事業者
株式会社グリーンディスプレイ
連携事業者・団体等
- ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社
- 株式会社アボード
(4)ドールバナナ エシカルバリューチェーンプログラム
「バナナの量り売り」普及を目指し、店頭での説明や資材等を活用した啓発を都内スーパーマーケット2店舗で実施する。併せて、「コンポスト作り」参加者を募集し、家庭ごみの資源化に取り組む消費者を増やすとともに、次世代の消費者である子供たちに向けた、ワークショップを実施する。
事業者
株式会社ドール
連携事業者・団体等
- ローカルフードサイクリング株式会社
- 株式会社寺岡精工
- 都内スーパーマーケット(2店舗)(予定)
- 自治体(1市区町村)(予定)
※事業者・団体等は順不同です。
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略14 ゼロエミッション東京戦略「持続可能な循環利用推進プロジェクト」