食欲の秋!電子レンジ調理に気をつけましょう
温かい食べ物・飲み物が欲しくなる「食欲の秋」は、電子レンジでの調理が増える季節でもあります。旬の食材を手軽に調理できる電子レンジのレシピもたくさんありますが、調理の際は火災等を起こさないよう注意が必要です。令和4年中に東京消防庁管内で発生した電子レンジが原因の火災は84件にのぼり、そのうち52件が、食品等を長時間加熱し過ぎたことが原因でした1。
電子レンジは、手軽に使用できる便利な調理家電ですが、使用方法や加熱時間を誤ると大きな事故に繋がる恐れがあります。取扱説明書をしっかりと確認して使いましょう。
事故事例
- さつまいもをラップで包み電子レンジの出力を600Wに設定して15分間加熱していたところ、煙がでていた。1
- ソフトクッキーを袋ごと加熱した時に、袋から発火。変な音がして母が気づきすぐに吹き消してくれた。2
- カップ麺を容器ごと電子レンジで加熱したところ、容器が爆発し、電子レンジが破損した。3
事故を防ぐポイント2,3
- 電子レンジの取扱説明書や食品本体の注意表示を必ず確認し、禁止されている容器や禁止されている食品を加熱しないようにしましょう。
- 発火等の危険性を正しく理解しましょう。少量での過剰過熱、高温になりやすいもの・水分の少ないもの・油がついたものの過剰加熱は、発煙や発火等の危険があります。
- 調理器具を正しく使い、調理中はその場を離れないようにしましょう。
- 調理後はこまめに掃除をしましょう。
電子レンジ実験動画2
調理中に火災になった事例を参考に再現試験をしました。
動画をご覧ください。(東京動画)
https://tokyodouga.metro.tokyo.lg.jp/hyzzw8ivfry.html
参考
- 「令和5年版 火災の実態」東京消防庁(令和5年12月発行)
- 「火災の危険も!電子レンジの事故に注意!!」東京くらしWEB(令和5年4月5日)
- 調理家電(電子レンジ・IH調理器)の事故 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)(令和6年9月)“ずぼら調理”が招く危険~トリセツをよく読んで「調理家電の事故」を防ぎましょう~
本ページの印刷用PDFはこちら(PDF:664KB)