おうちキャンプ!ガストーチの事故に注意!

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 やけど

ガストーチは、カセットボンベなどのガスカートリッジを接続して、ノズルから高温の炎を噴出させる器具です。近年は自宅のベランダなどでキャンプ気分を味わう「おうちキャンプ」が注目されており、炙り料理や炭火の着火をする際にガストーチは大変便利です。一方、接続部からのガス漏れが原因の火災や、火口付近に触れてやけどをするなど事故が発生しています。以下の「事故を防ぐポイント」を参考に、ガストーチを適切に使いましょう。

事故事例

炭火おこし
  • バーベキューの火おこしのために使用していたが、しゃがんでいたため、後ろに倒れそうになった時に火が大きくなった。(40代 女性)
  • 自宅のキッチンでパイを焼いて最後の焼き入れをしようとして、パイにバーナーを近づけたところ、袖に燃え移りそうになった。(50代 女性)
  • シューっと音は鳴るものの、着火しないと思っていたら突然火がついて広がった。やけどしそうになった。(60代 男性)

事故を防ぐポイント

使用後の火口部や見えない炎に注意しましょう。
サーモ画像

火炎放射状態をサーモグラフィー画像で確認すると、実際に見えている炎より広範囲に火炎が放射されていることが分かりました。(右図)

点火直後に大きく傾けたり揺らしたりしないようにしましょう。

炎が大きくなり危険です。

信頼できる製品を選びましょう。

製造元や販売元がはっきりしている製品を選びましょう。

使用目的・場面にあった製品を使用しましょう。
使用前に取扱説明書をよく確認しましょう。
正しく保管しましょう。

ガストーチからガスカートリッジを取り外して、ガスカートリッジにはキャップをしましょう。

参考

商品等の安全性に関する調査・商品テスト「ガストーチの安全な使用に関する調査」報告書》東京くらしWEB(令和3年3月)

《東京消防庁 日常生活における事故情報》ガストーチバーナの火災が増えています

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