ライオンの「ケイコ」が死亡しました

東京ズーネット

多摩動物公園ニュース

 2023年1月31日、多摩動物公園のライオン「ケイコ」(メス)が死亡しました。20歳でした。

 ケイコは2002年4月26日に当園で「ケン」(オス)と「サクラ」(メス)のあいだに生まれました。今までに3回出産し、子どもたちとともにライオン園のメスのまとめ役として活躍しました。

 2021年のライオン園リニューアルオープン時には高齢のため展示から引退し、日中は放飼していない個体といっしょにすごし、夜間は放飼場から戻った群れのメンバーと同じ部屋ですごしていました。

 今年1月21日に急に激しい嘔吐、震えを認めました。ライオン舎全体の暖房に加え、ケイコがいる部屋をストーブで温めワラを敷くなどして養生させるとともに、投薬治療を続けてきましたが、29日から状態が悪化し、31日に死亡を確認しました。

 解剖の結果、子宮の腫瘍と肺や消化管からの出血、その他臓器にも異常がみられ、死因は多臓器不全でした。

ライオン「ケイコ」
(撮影日:2022年8月20日)
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