シマウマの脚のケアのための取組み

東京ズーネット

多摩動物公園ニュース

旧モウコノウマ舎で飼育しているグレビーシマウマ「ナギ」(メス)の放飼場に砂を入れました。

今年で26歳(国内最高齢)のナギは、高齢により動きが少なくなってきていることから、蹄の伸びすぎを予防するための定期的な 削蹄 さくていを実施しています。しかし、今年に入ってから脚の炎症が強くなり、最近はコンクリートや 火山礫 かざんれきなど硬い地面を歩くときに痛みがあるようでした。

9月におこなった削蹄後も歩様が大きく改善しなかったため、少しでも苦痛を軽減できるよう、11月に入り放飼場のナギがよく歩く通り道に砂を敷きました。

今後も、獣医と担当者で相談しながら給餌や投薬など飼育管理をおこない、ナギのすごしやすい環境を整えていきます。ご来園の際には、あたたかく見守ってください。

砂の搬入
道ができるよう整地
翌日、すぐに利用してくれました
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