ヒューマノイド、概念から現実へ
SusHi Tech Tokyo 2026で展示されたロボットの中でも、ドーナッツ ロボティクス株式会社が開発したヒューマノイド「cinnamon 1」は、性能だけでなく、その先に感じられる未来像によって来場者の関心を集めた。人間によく似たその姿は、かつてはSFの世界の問いだった「ロボットが人間と同じ空間で当たり前に共存するようになったとき、社会はどう変わるのか」というテーマを、現実の課題として考えさせる存在だった。
ドーナッツ ロボティクスのCEO・小野泰助氏にとって、この問いに対する答えは心躍ると同時に、今すぐ向き合わなければならないものでもある。「2030年までに、完全自律型の汎用ヒューマノイドが登場すると考えています。それが実現したとき、社会がどのように変わるか、今から考え始める必要があります」と小野氏は語る。……
写真/穐吉洋子
翻訳/舘山未来

