家庭の油で飛行機を飛ばそう! SAFをご存じですか
総務部広報広聴担当です。
環境局では、5月から10月まで、家庭の油の回収キャンペーンを実施してきました。
都庁の第一庁舎でも北口榛花選手ののぼりを目印に、回収ボックスを設置して回収を行いました。回収にご協力いただいた皆様、ご協力ありがとうございました。
今回は回収結果と、SAFの取組についてご紹介したいと思います。
・5月~10月で約11,300ℓ。羽田からNYまでの燃料に相当する量を回収
・リュウジの「バズレシピ」にも職員が出演し、回収を呼びかけ
・ラグビー国際試合でのブース出展で油の回収
5月~10月で約11,300ℓ。羽田からNYまでの燃料に相当する量を回収
東京都は家庭で使用済みとなった食用油を回収して、持続可能な航空燃料SAF「Sustainable Aviation Fuel」にしようと取り組んできました。従来型の燃料と比べて、原料の調達から製造、使用されるまでで、最大80%のCO2削減効果があるとされています。実際にSAFは羽田空港にも供給され、飛行機に使われています。
5月2日の知事会見を皮切りに呼びかけを行ってきましたが、都内で約11,300ℓの油を回収することができました。SAFに換算すると、羽田からNYに飛ぶ燃料に相当する量です。回収にご協力いただきありがとうございました。
リュウジの「バズレシピ」にも職員が出演し、回収を呼びかけ
油の回収を呼び掛けるにあたって、捨てられてしまっている家庭の油が燃料に変わることを知ってもらうために、唐揚げをよく作っている人から呼びかけてもらうのが早いと思いつき、チャンネル登録者524万人の人気料理研究家のリュウジさんに協力をお願いしました。リュウジさんのYouTubeに、議会棟の都庁横丁のキッチンをお借りして、資源循環推進部の山中課長が出演。
事前の台本もなく、唐揚げ作って、使った油をペットボトルに入れて、第一庁舎の回収所に持っていく・・というざっくりした段取りをもと、撮影は進行。途中、山中課長のアドリブもあり、素敵な動画が誕生しました。「おいでやすって、江戸でしょ!」「ハイボール飲むんかい?」「パネル手持で大変そう」など、いろいろとツッコミどころも非常に多い動画ですが、ぜひご覧ください。
ラグビー国際試合でのブース出展での回収の呼びかけを実施
リュウジさんの動画での取組以外にも、今回は日本ラグビーフットボール協会のご協力のもと、ラグビー国際試合でブース出展を行い、家庭の油の回収を行いました。6月28日(土)、7月26日(土)、10月25日(土)の3回実施し合計約57ℓを回収いたしました。
猛暑の中、ご自宅の油を会場までお持ちいただいたラグビーファンの皆様に感謝です。
ラグビーファンの皆さんに、直接SAFに関して聞いたところ、SAFという言葉を知らないという人もいました。けれども説明するとコスモ石油さんのCMを思い出し、家庭の油が飛行機の燃料になることを知っていた!と回答する人もいてSAFの理解が進んでいることを実感しました。また近くの回収場所(→こちら)が知られてないことがわかり、来年度への課題を認識しました。
まとめ:まずは知ってもらうという地道な一歩から
皆さんの協力のもと、たくさんの家庭の油を回収することができました。
東京都はこれからも廃食油の回収に向けた取組を推進してまいります。