令和7年度第2回「つながる東京」民間アセット開放事業説明会を開催しました!
皆さん、こんにちは!つながる東京推進課です。東京都では、4Gや5G、Wi-Fi、衛星など様々な通信手段をその特性に応じて適材適所で活用し、あらゆる人やモノが、いつでも、誰でも、どこでも、何があってもネットワークにつながる通信環境(「つながる東京」)の早期実現を目指しています。
今回は、2026年2月に開催された「令和7年度第2回『つながる東京』民間アセット開放事業説明会」の様子をお伝えします。
1. 「民間アセット開放」ってなに?
突然ですが、街を歩いていて「このビルの屋上、何に使われているんだろう?」と思ったことはありませんか?民間アセット開放事業は、そうした民間企業が所有するビルや施設などの“空きスペース”を、5Gアンテナ基地局の設置場所として活用し、東京都全体の通信環境をより良くしていこうという取組です。
図1 ビルの屋上に設置されたアンテナ基地局を見上げる人
5Gは高速・大容量・低遅延といったメリットがある一方で、4Gに比べて電波が届きにくいという特性もあり、きめ細かな基地局の設置が欠かせません。これまで、東京都や区市町村が保有する施設を中心にアセット開放を進めてきましたが、民間が保有するビルや施設の協力を得られれば、さらなる基地局設置につながることが期待できます。
そこで令和6年度からスタートしたのが「民間アセット開放」の取組です。
民間企業が保有している再開発事業や新築・既設ビルなどいった、多様なアセットを通信事業者へ共有し、より効果的なエリア設計につなげていくことが狙いです。東京都は、その間に立ち、デベロッパーや通信事業者等のマッチングや調整を支援します。
「通信は後付け」ではなく、「まちづくりと一体で考える」。それが、民間アセット開放事業の大きなポイントです。
2. 「令和7年度第2回『つながる東京』民間アセット開放事業説明会」は大盛況!
民間事業者同士の連携を強化し、「つながる東京」民間アセット開放の取組を加速させるため、「令和7年度第2回『つながる東京』民間アセット開放事業説明会」を対面とオンラインのハイブリット形式で開催しました。
会場には、デベロッパー、通信事業者、インフラシェアリング事業者、ソリューションベンダー、スタートアップ企業など、まちづくりや通信に関わる多様な事業者の皆さまにご参加いただき、関心の高さを実感する一日となりました。
説明会は、東京都デジタルサービス局および都市整備局からの開会挨拶でスタートしました。
続いて、デジタルサービス局から、民間アセット開放事業のこれまでの取組状況、今後の展開についてご説明しました。
後半は、ジャーナリスト・石川 温 氏をモデレーターに迎えたパネルディスカッションを実施しました。
テーマ①では、KDDI株式会社より「TAKANAWA GATEWAY CITY都市OSご紹介」についてお話いただきました。
都市OS(デジタルツインプラットフォーム)を基盤に、データを安心・安全に連携・活用することで、来街者の体験価値向上や、運営の効率化、新たなサービス創出につながっている点は、TAKANAWA GATEWAY CITYの具体的なユースケースとともに語られ、非常に説得力のある内容でした。
テーマ②では、ソフトバンク株式会社より「5G/AIテクノロジーが与えるシティ・ビルの付加価値創造」についてお話しいただきました。
ビル内のネットワークやデータがバラバラに構築されているという課題に対し、5G・AI・データ基盤を組み合わせることで、「設備管理の効率化」や「共用部の有効活用」、「多言語対応や省人化」、「ビルそのものの『選ばれる価値』の向上」といった、新しい可能性が広がることを示していただきました。
通信インフラは「縁の下の力持ちのような存在」ですが、実はビルや街の価値を向上させる重要な要素であることを、改めて実感する時間となりました。
説明会後の名刺交換会では、立場や業種を超えた活発な交流が行われました。
「具体的にどんな連携ができそうか」「今後一緒に何ができるか」といった前向きな会話が各所で生まれ、人と人とが “つながる” 場となっていました。
3. 終わりに
担当として、今回の説明会、特にパネルディスカッションの内容は非常に有意義なものだったと感じています。
通信、データ、AI、そしてまちづくりが重なり合うことで、街やビルの価値はここまで高まる可能性があるのか、と改めて実感しました。
民間アセット開放は、行政だけでは成り立ちません。多くの事業者の皆さまと一緒に考え、連携しながら進めていく取組です。これからも、多くの事業者の皆さまと一緒に、「つながる東京」の実現に向けて取り組んでいきます。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!
