【井の頭自然文化園】アムールヤマネコ「リク」と「ソラ」を群馬サファリパークへ移動します

東京ズーネット
 井の頭自然文化園では、飼育しているアムールヤマネコの「リク」(オス)と「ソラ」(メス)を、群馬サファリパーク(群馬県富岡市)へ、ブリーディングローン(※)により移動することになりましたので、お知らせします。
 

移動するアムールヤマネコ
左:リク(2025年3月9日撮影)、右:ソラ(2025年6月14日撮影)

 リクとソラは、2022年5月13日に井の頭自然文化園で生まれました。2頭の両親は2021年に東京都と友好都市連携を結んでいる大韓民国ソウル特別市の「ソウル大公園」から来園しています。希少種であるアムールヤマネコの飼育下繁殖に積極的に取組んだ結果、このペアから2022年および2023年にそれぞれ4頭の出産がありました。今回の2頭の移動は井の頭自然文化園において繁殖スペースを確保し、国内のアムールヤマネコの飼育下繁殖をさらに促進させるためのものです。

 群馬サファリパークでは、今後アムールヤマネコの展示が予定されています。2頭の公開により、多くの方にアムールヤマネコのことを知っていただくことが出来ると期待しています。この移動によって、国内でアムールヤマネコを飼育する施設は4園館に増えます。

 なお、移動は2025年7月4日を予定しています。リクとソラは、現在非公開エリアで飼育しており、ご覧いただくことはできません。

※ブリーディングローンについて
 繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって、新たなペアを形成し、繁殖に寄与することを目的としています。

◎関連記事
アムールヤマネコのペアがソウル大公園から来園しました(2021年11月12日)
アムールヤマネコの子どもたちの性別が判明し、名前が「リク」「ソラ」「ココロ」「キズナ」に決まりました(2022年09月04日)
アムールヤマネコの親子分け(2022年09月27日)
関連ワード
カテゴリ
タグ