楽しみ!台湾での美術体験 特別支援学校生の海外芸術体験(とちょうダイアリー)
12月3日、令和6年度特別支援学校生の海外芸術体験プログラム「台湾セミナー2024」派遣団の結団式および表敬訪問が、都庁で実施されました。
都は学校法人中込学園(東洋美術学校)と共同し、都内の聴覚障害特別支援学校中学部の生徒を対象に、海外での美術体験などの機会を提供する芸術体験プログラムを実施しています。このプログラムは平成14年度から始まり、今回で20回目。今年度は12月25日から28日まで10名の生徒が参加します。生徒たちは台北市内に宿泊し、故宮博物館など文化遺産の見学や、中正紀念堂のスケッチといった活動に加え「台北市立啓聰学校(台北市のろう学校)」との交流を行う予定です。
結団式では、参加する生徒全員がプログラムへの抱負を発表しました。都立中央ろう学校3年生の中村ルカさんは「台湾の芸術作品や文化など自分が学んできたことを、作品などを通して同級生や後輩に伝えたい」、同校2年生の新井翔子さんは「台湾のろう学校のみなさんと交流することがとても楽しみ。台湾の手話を覚えたり、ジェスチャーを交えるなど試行錯誤しながら積極的に話しかけたい」と意気込みを話しました。
結団式後に行われた表敬訪問で坂本雅彦教育長は「台湾現地での経験や交流を通じて、自身の成長につなげてほしい」と生徒を激励しました。
坂本教育長(前列中央)を囲んで記念撮影
結団式に集まった生徒たち
手話で抱負を話す中村さん