日々の学習データを指導に活用！ 都立学校19校で「教育ダッシュボード」の利用を開始

一人ひとりの力を最大限伸ばすため、日々の学習データを指導に活用

令和6年1月22日（月曜日）より、TOKYOデジタルリーディングハイスクール指定校（TOKYO教育DX推進校）19校において、一部のデータ（学習データ）を表示するダッシュボードの利用を開始しました。

これは、データを有効活用し、都立学校の子供たち一人ひとりの資質・能力を最大限伸ばすための、東京都教育委員会による取り組みです。

「教育ダッシュボード」とは？

「学習データ」（授業における端末の利用状況等）や「校務データ」（成績・出欠席等）などの「教育データ」を集約・可視化し、分析等を行う教員用のシステムです。

教員の経験に加えて、データに基づく指導を実現することで、子供たち一人ひとりの力を最大限伸ばしていくことを目的としています。

＜活用イメージ＞

画面イメージと活用例

授業内外における生徒一人ひとりの端末を利用した活動状況を一覧で確認することで、担任の教員が支援を必要とする生徒を発見し、個別に声掛けする際の判断材料などに活用します。

 

• 本ダッシュボードでは、東京都教育委員会が生徒にアカウントを配布しているMicrosoft365の利用状況のみを取得します。他のアプリの利用状況や、インターネットにおける検索先などは取得しません。
• 本ダッシュボードで取得する情報の種類や取得目的等は、「東京都教育ダッシュボードにおける教育データ取扱い方針」として公開しています

今後のスケジュール

教育ダッシュボードは以下のスケジュールで開発を進め、令和7年に全都立学校^※にて利用開始の予定です。

※ 特別支援学校および高等学校通信制課程を除く

今後の開発予定機能（例）

• 成績や出欠席等の校務データの表示機能を追加し、学習データと校務データをクロス分析することで、学校全体・当該クラス・個々の生徒の傾向を把握、学校経営や指導改善に活用します。
• 出欠情報等のアラート表示機能を追加し、様々な問題の早期発見につなげます。