推定208万尾のアユが多摩川を遡上
推定208万尾のアユが多摩川を遡上
昨年同様200万尾超
東京都では、都民や釣り人等から関心が高く、水産資源としても重要なアユについて、昭和58年から多摩川下流部で遡上調査を行っています。
このたび、令和5年の調査が終了しましたのでお知らせします。
1 調査方法
期間
令和5年3月10日から令和5年5月31日まで
場所
多摩川河口より11キロメートル地点に設置した定置網(下記参照)
算定方法
前日午前10時00分から翌日午前10時00分までの24時間に定置網に入ったアユを毎日計数し、累計入網数から下式により遡上数を推定しました。
推定遡上数=累計入網数÷入網率5.4%【注】
【注】入網率:調査地点から約6キロメートル下流で複数のアユに目印をつけて放流し、そのうち定置網に入ったアユの割合
2 調査結果
累計入網数:112,108尾(下記参照)
推定遡上数:約208万尾
調査開始後、3月下旬から多くのアユが入網し始め、4月3日、4月14日、5月3日付近に遡上のピークが認められ、推定遡上数は208万尾となりました。昨年の250万尾より若干減少したものの、低調であった令和2年の37万尾、3年の32万尾より回復し、過去40年間の平均値192万尾を上回りました。なお、調査期間を通じた魚体サイズは3.9-9.9センチメートルで、平均6.0センチメートルでした。
※詳細な結果は、ホームページに掲出しています。
推定遡上数の推移(昭和58年~令和5年)
調査地点(大田区下丸子4丁目付近)