食のアップサイクル促進 採択事業
フードテックを活用した食のアップサイクル促進事業の採択について
東京都は、令和元年に「『未来の東京』戦略ビジョン」及び「ゼロエミッション東京戦略」において、2050年までに食品ロス実質ゼロを目指し、2030年までに2000年度比(約76万トン)で食品ロス量を半減する目標を掲げ、様々な取組を推進しています。
食品ロスの大幅な削減が期待できる先進技術の社会的実装を図るため、令和4年6月に、「フードテックを活用した食のアップサイクル促進事業」を公募していましたが、今年度事業を採択しましたのでお知らせします。
記
1 採択事業
(1)クラフトビールを活かしたアップサイクル事業
事業者
株式会社Beer the First
内容
都内の廃棄間近のパンや賞味期限の近い災害備蓄品(乾パン・アルファ化米)からクラフトビールを醸造、販売することで食品ロスを削減
(2)食品原料のロス削減を目的とした食品企業と食品工場のマッチングによる食品アップサイクルモデル構築事業
事業者
ICS-net株式会社
内容
アップサイクル食品の加工会社と、販売先やブランドをマッチングする「食品製造マッチングシステム」を開発し、一気通貫型のアップサイクルビジネスモデルを構築
2 今後の進め方
- 採択された事業の応募者(以下「事業者」という。)と都との間で協定を締結した上で、モデル事業を実施します。
- 事業者は、協定で定めた期限までに、モデル事業で得られた成果や今後広く普及させるための課題について整理し、報告書として取りまとめます。
都は、当該報告書を公表し、社会への実装を図るため、都民や他の事業者に対して広く周知します。 - 本事業の成果を踏まえ、新たな課題の解決を図りながら、社会への実装を目指します。
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略14 ゼロエミッション東京戦略「持続可能な循環利用推進プロジェクト」