ベランダからの子供の転落に注意!
空調なしでも過ごしやすく、ベランダの出入口や窓の開閉が多くなる季節に、子どもの転落事故が発生する傾向があります。
消費者安全調査委員会(消費者庁)が行った調査の経過報告※では、9歳以下の子どもが住宅から転落して死亡した事故が、昨年までの31年間に全国で170件ありました。中でもベランダからの転落は全体の60.6%(103件)と最も多く、転落の際に足場になったと推定されたものには、椅子、エアコン室外機が多かったことが分かりました。
子どもたちを事故から守るため、ご家庭のベランダを確認し、「事故を防ぐポイント」を参考に、対策を講じましょう。
事故を防ぐポイント
ベランダ周辺環境の見直し
- ベランダの柵の近くにプランター、椅子、テーブル等、足がかりになるものを置かない。
- ベランダにエアコン室外機を設置する場合は、柵から60cm以上離すか、上から吊るすなど、設置場所に注意する。
- ベランダの出入口に、子供の手の届かない位置に補助錠を設置し、しっかりと施錠する。
保護者の見守りや子供への教育
- ベランダのある部屋に、短時間でも子供を一人にしない。
- 子供だけを家に残して外出しない。
- 子供だけでベランダに出さない。子供をベランダで遊ばせない。
- 子供にベランダからの転落の危険性について日頃から教える。
注意喚起動画公開中‼
子供がベランダの手すりの高さまで素早くよじのぼる実験映像や転落事故を防ぐポイントを、短い動画で紹介しています。ぜひご覧ください‼
注意喚起リーフレット
どんな時に事故が起きているかという点や、子供を事故から守るための対策について、イラストを用いてわかりやすくまとめました。(A4判両面三つ折 6頁 カラー版)
リーフレットはこちらからダウンロードできます。
注意喚起リーフレット「子供のベランダからの転落事故に注意!」(PDF:1,205KB)
【参考】
住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故に係る事故等原因調査について(経過報告) 消費者安全調査委員会(令和6年6月)