長期間使用している製品の事故に注意!
くらしの安全 危害・危険情報
長期使用による事故が多く、消費者等に注意喚起を促すための表示を義務付ける長期使用製品安全表示制度があります。事故事例とともに事故防止のポイントと表示を確認してみましょう。

事故事例
- 電気洗濯機(16年使用):部品劣化のため、発煙・発火して周囲のプラスチックに着火し、延焼したと推定される事故が発生。
- エアコン(19年使用):電源基盤劣化のため、焼損・発煙したと推定される事故が発生。
- 扇風機(33年使用):内部部品劣化のため、使用中に異常発熱して、発火したものと推定される火災が発生。

事故を防ぐポイント
長期に使用している製品に以下の状態が見られた場合は、使用を中止しメーカーや販売店などに相談しましょう。
1.急に止まったりするなど、動きがいつもと違う。
2.使用中に異常な音や振動がする。
3.変な臭いがしたり、煙が出たりする。
4.電源プラグが異常に熱い。
ほかにも「いつもと違う」「なんか変だな」と感じたら、すぐに使用を中止し、メーカーや販売店などに相談しましょう。
定期的に設置状況を確認しましょう
電源コードが家具の下敷きになっていないか、極端に折れ曲がっていないかなどを定期的に確認しましょう。あわせて電源プラグにほこりがたまっていないかも確認しましょう。
長期使用製品安全表示制度
平成21年4月以降に製造・販売された指定品目【扇風機・エアコン・換気扇・電気洗濯機(乾燥装置を有するものを除く)・ブラウン管テレビの5品目】の製品には、下記のような「製造年」「設計上の標準使用期間」「経年劣化についての注意事項」が表示されています。ご家庭で使用中の製品に表示がされているか確認してみましょう。

長期使用製品安全表示制度の表示例
参考
1.《暮らしに役立つ情報 扇風機やエアコンで火災発生!安全に使うための注意点とは?》政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201107/1.html
2.《シニア世代の身の回りの事故防止ガイド ヒヤリ・ハットレポート No.5》東京くらしWEB
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/hiyarihat/documents/senior_pamph.pdf