【葛西臨海水族園】「魚ッチングシート」で発見する生き物のおもしろさ

東京ズーネット
葛西臨海水族園には生きものを楽しく観察してもらうためのセルフ観察シート「魚ッチングシート」を配布しています。
 

 「はじめて魚ッチングシート」は幼児向け、「初級シリーズ」は小学校低学年向け、「中級シリーズ」は小学校高学年向け、「上級シリーズ」は中学生から大人向け、それぞれ観察テーマと対象年齢にあわせて、現在20種類の魚ッチングシートをご用意しています。たとえば、小学校低学年向けの「魚ッチングシート初級 マグロとサメ号」では次のような問題が出題されています。
 

 マグロのひみつのひれはどこにあるかという問題です。みなさんはマグロにはふだんは隠れていて見えないひみつのひれがあることを知っていますか。知らない人も多いのではないでしょうか。ただ、これは知識を問うことが目的ではありません。実際に水槽で泳いでいるマグロをよく観察することで見つけることができます。

 この問題はひれを観察ポイントにしていますが、魚ッチングシートはさまざまな生きもの観察のポイントをクイズ形式で紹介しています。さらに、裏面の答えと解説を読むことで、マグロのひみつのひれにはどのような役割や意味があるのかを学ぶことができます。
 

 このほかに「身の守り方」や「エサの食べ方」、「体の形」、「くらし」などテーマもたくさん。魚ッチングシートは水族園2階の情報資料室で配布しています。お気軽にスタッフにお声がけください。また、水族園のホームページからダウンロードもできます(ダウンロードはこちら)。

 生きもの観察のコツがわかれば、ただなんとなく見るだけでは気がつかなかった、新しい疑問やおもしろい発見があると思います。

 ぜひ魚ッチングシートを持って、水族園の生きものをじっくり観察してみてください。自分で発見した経験は、きっと人に教わるよりも強く印象に残るものになるはずです。

※展示状況により配布を中止することがあります。

〔葛西臨海水族園教育普及係 佐藤まなみ〕

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情報資料室で水族園を楽しもう!(2020年01月31日)
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