【注意喚起】電気ケトルによる乳幼児のやけどに注意!
寒さが増す季節、お湯を沸かす機会も自然と多くなってきます。手軽に素早くお湯を沸かせる電気ケトルは便利な家電のひとつですが、こぼれ出た熱湯などに乳幼児が触れてしまい、やけどを負う事故も報告されています。特に0歳児や1歳児の事故が多く、小さなお子さんがいる家庭では、電気ケトルの使用時に十分な注意が必要です。
事故事例(※1)
- 母親が、こたつの上に置いた電気ケトルの電源を入れトイレへ。泣き声を聞き戻ると、電気ケトルが倒れて天板に熱湯が薄く溜まり、子供が浸かっていた。子供が電気ケトルを倒したと思われる。両腕と胸を合わせて体表面積の10〜15%のやけどを負い入院。(0歳8か月)
- 子供が、棚の上の電気ケトルに手を伸ばしてひっくり返したと思われる。電気ケトルの取手は手前を向いていたため、手をかけることができる状態であった。左腕から左胸全体及び左背中の中ほどにかけて体表面積の約20%のやけどを負い、小児集中治療室に入院。(1歳0か月)
事故を防ぐポイント(※2)
使用場所の注意
- 台の端など、転倒・落下の恐れがある場所で使用しない。
- 子供の手が届く範囲で使用しない。

やけど対策がされた商品の使用
- 転倒時のお湯漏れが少ない「転倒流水防止構造」がある電気ケトルの使用を検討しましょう。
- 高温の本体表面や蒸気に触れてやけどをすることもあるため、「本体二重構造」や「蒸気レス」などのやけど対策機能があるものも検討しましょう。

【参考】
※1 公益社団法人 日本小児科学会 Injury Alert (傷害速報)「電気ケトルによる熱傷(事例3
・事例5
)」を基に作成
※2 東京くらしWEB 商品テスト「電気ケトルによるやけどに注意!」
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