坂口志文氏のノーベル生理学・医学賞の受賞に係る知事コメント

都庁総合

このたび、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの坂口志文(さかぐちしもん)特任教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されたことを受け、知事のコメントを下記のとおりお知らせいたします。

坂口志文先生がノーベル生理学・医学賞を受賞されました。心よりお慶び申し上げます。

坂口先生は、平成7年(1995年)から約4年間、東京都老人総合研究所(現在の東京都健康長寿医療センター)の免疫病理部門部門長としてご活躍されており、東京都にゆかりのある研究者として、都政に携わる者としても大変誇らしく思います。

先生のご研究は、免疫学の分野において世界的な革新をもたらし、がんや自己免疫疾患などの治療に新たな可能性を開くものであり、都民の健康と福祉にも大きく寄与するものと受け止めております。

今後、東京都としても、こうした先端医療・研究の成果が都民の皆様の生活に還元されるよう、医療・研究機関との連携を一層強化して参ります。

誠におめでとうございます。

東京都知事 小池百合子

坂口志文氏 略歴

1951年 滋賀県長浜市生まれ

主な経歴

1976年 京都大学医学部卒業

1976年 京都大学大学院医学研究科入学

1977年 愛知県がんセンター研究所 研究生

1983年 京都大学医学部博士号取得

1983年 Johns Hopkins 大学客員研究員

1987年 Stanford 大学客員研究員

1989年 Scripps 研究所免疫学部助教授

1991年 カリフォルニア大学サンディエゴ校客員助教授

1992年 新技術事業団「さきがけ21研究」研究員

1995年 東京都老人総合研究所免疫病理部門部門長

1999年 京都大学再生医科学研究所生体機能調節学分野教授

2007年 京都大学再生医科学研究所所長

2011年 大阪大学免疫学フロンティア研究センター実験免疫学分野教授

2016年 大阪大学名誉教授、京都大学名誉教授

2018年 大阪大学特任教授(常勤)

2025年 大阪大学特任教授

主な受賞歴

2015年 ガードナー国際賞

2017年 クラフォード賞

2018年 安藤百福賞大賞

2019年 ドイツ免疫学会賞

2019年 文化勲章

2020年 パウル・エールリヒ&ルートヴィヒ・ダルムシュテッター賞

関連ワード
カテゴリ
タグ