実在する銀行や通販サイト等をかたったメールに注意!
消費者注意情報
令和4年6月6日
相談事例
利用している銀行から「不正利用が疑われる取引がある」と記載されたメールが届いたので、慌てて添付されていたURLをクリックした。いかにも銀行のようなフォーマットだったので、求められるまま名前や連絡先、銀行の口座番号クレジットカードの情報を入力してしまったが、偽サイトだったようだ。どうしたらよいか。 (50歳代 女性)
メールの実例はこちら(PDF:677KB)
ココに注意!...東京都消費生活総合センターからのアドバイス
- 実在する銀行や通販サイト等をかたった「フィッシングメール」の被害が多発しています。
実在する銀行やクレジットカード会社、大手通販サイト等をかたったフィッシングメールについては、都内の消費生活センターへの相談や都の架空請求通報サイトへの通報が多数入っています。
相談の多くは、本物そっくりの会社のロゴなどを使った巧妙なメールのため、正規の会社からの連絡だと信じてしまい、促されるまま個人情報を入力して送ってしまったというものです。
フィッシングメールの目的は、名前や連絡先のほか、銀行口座やクレジットカード番号、パスワード、暗証番号、各種IDなどの情報を引き出すことです。
メールに促されて情報を入力すると、銀行口座やクレジットカード等が不正利用されてしまう恐れがあります。絶対に個人情報を入力してはいけません。 - フィッシングメールが来たときは慌てず、冷静に確認しましょう。
「不正利用されている」「ご本人の利用か確認したい」等の文面のメールが来たときは、慌てて添付のURLやバナー等をクリックせずに、メールアドレスが不自然ではないか確認するとともに、その会社の正規のホームページに偽メールなどへの注意を促す情報や対処方法が記載されていないか確認しましょう。
また、自分が登録しているクレジット会社や銀行、通販サイトのマイページなどにアクセスし、利用状況の中に身に覚えのない取引等がないか確認することも有効です。 - メール等で不安になったり、困ったときは一人で悩まず消費生活センターに相談しましょう!
東京都消費生活総合センター
電話:03-3235-1155(相談専用電話)
<悪質事業者通報サイト・架空請求通報サイトへ情報をお寄せください>
すでに解決してしまった消費者相談情報や、窓口に相談するほどでもないけど困った経験をしたことがあるなどの情報をお寄せください。
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/tsuho/
寄せられた情報は、悪質事業者の指導や処分に役立つほか、都民の皆様への情報提供、啓発につながります。