デジタルツイン技術を活用したドローン飛行ルートのシミュレーションプログラムを公開します
人口減少・少子高齢化が進む中、物流分野では、ドライバー不足に加え、輸送の小口化・多頻度化による効率低下といった課題が顕在化しています。こうした課題の解決に向けて、ドローンの活用が有効な手段の一つとして期待されています。
一方、事業者がドローンの運用に向けて飛行ルートを選定するには、飛行条件の確認などに多くの労力がかかります。そのため、ツール等を活用してルート選定を省力化することが求められています。
そこで東京都は、都市部の物流分野におけるドローン活用の社会実装を進めるため、飛行ルートの選定時に制約要件となり得る項目をあらかじめ机上で確認できるシミュレーションプログラムと、その活用に必要な点群データの活用手順書を公開し、民間事業者の参入促進を図ります。
シミュレーションプログラム概要
今回公開するシミュレーションプログラムは、「ルート選定(点群活用)プログラム」と「飛行エリア選定プログラム」の2種類です。
ルート選定(点群活用)プログラム
点群データによるデジタルツイン技術を活用し、高度規制(150メートル以下)や建築物からの離隔距離(30メートル)の制約条件を考慮した飛行ルートを表すプログラムです。
使用イメージ
- 1)飛行させたいエリアの点群データを用意し、2次元の位置座標の飛行ルートを作成します。
(出典:国土地理院の地図を加工して作成)
- 2)ルート選定(点群活用)プログラムを実行すると、高度規制(150メートル以下)や建築物からの離隔距離(30メートル)の制約条件を考慮して修正した飛行ルートが出力されます。
(出典:国土地理院の地図を加工して作成)
※画像はイメージです。1)と2)では異なったエリアの画像を使用しています。
飛行エリア選定プログラム
事業者における許認可対応コストや経済合理性を踏まえ、ドローンの導入・運用の余地が高い地域を面で評価し、色の濃淡により示すプログラムです。
使用イメージ
分析したいエリアのデータを用意し、飛行エリア選定プログラムを実行することで、ドローンの導入・運用の余地が高い地域が、500メートル×500メートルのエリア単位で色の濃淡により表示されます。
(出典:OpenStreetMapの地図を加工して作成)
シミュレーションプログラム等の入手方法
シミュレーションプログラム及び点群活用手順書は、デジタルサービス局ホームページからダウンロードいただけます。
※本シミュレーションにより示される飛行ルートは、実際の飛行を保証するものではありません。
※ドローンの飛行にあたっては、関係官庁等への手続を行う必要があります。
参考 デジタルツインとは
センサーなどから取得したデータをもとに、 建物や道路などのインフラ、経済活動、人の流れなど様々な現実空間(フィジカル空間)の要素を、コンピューターやコンピューターネットワーク上の仮想空間(サイバー空間)上に 「双子」のように再現したものです。
詳細は東京都デジタルツイン実現プロジェクトをご覧ください。
本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略11 デジタル 「都民のQOLに貢献するスマートシティの実現」