【東京都水道歴史館】遺された江戸上水の史跡をめぐる ~令和7年度 上水記展~

東京都水道歴史館 展示・イベント

東京都水道歴史館では東京文化財ウィークの開催にあわせて、秋の特別企画展「遺された江戸上水の史跡をめぐる ~令和7年度上水記展~」を開催します。恒例の上水記展では江戸の水道の記録『上水記』(東京都指定有形文化財(古文書))の実物を期間限定公開するとともに、開館30周年となる節目の今年は、江戸の人々の生活を支えた上水の、現在に残された史跡をたどる内容となっています。

また、同時開催の水道歴史展は「記録写真で振り返る淀橋浄水場-廃庁60年-」と題し、かつて新宿にあった淀橋浄水場について紹介する展示となっています。

 

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開催概要

東京都指定有形文化財(古文書)『上水記』の実物を期間限定公開
水道歴史展 記録写真で振り返る淀橋浄水場 -廃庁60年-」も同時開催

毎年、東京文化財ウィークにあわせて、当館所蔵の東京都指定有形文化財(古文書)『上水記』の実物を期間限定で特別公開する上水記展。開館30周年の節目の年となる今回は、江戸の人々の生活を支えた上水の、現在に残された史跡をたどります。

会期

10月25日(土)~11月3日(月・祝)
※10月27日(月)は臨時開館
※会期中は休館日なし

時間

9:30~17:00 (16:30最終入館)

場所

水道歴史館 3Fレクチャーホール

対象

どなたでも

観覧料

無料(入場無料)

今回のテーマ

江戸の人々の生活を潤した神田上水・玉川上水は、江戸時代の前期に設置され、明治34年(1901)までの長きにわたって江戸の人々の生活を潤しました。江戸時代後期に編纂された『上水記』には、第二巻の玉川上水羽村堰の大絵図をはじめ、当時の様子が詳細に記述されています。しかしながら、そこに記された江戸上水の姿は明治以降次第に失われ、現在その面影を残す場所はわずかとなりました。

今回の上水記展では、史跡玉川上水をはじめとする、現在に遺された江戸上水の痕跡をさぐり、写真や関連資料とともにご紹介します。

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『上水記』
第二巻 玉川上水水元絵図 (部分)

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現在の羽村取水堰 (羽村市)

上水記とは

天明八年(1788)に起稿し、3年がかりで寛政三年(1791)に完成した江戸上水( 主に神田上水・玉川上水 )の公式記録です。なかでも第二巻「玉川上水水元絵図并諸枠図」は、多摩川に造られた羽村取水堰を縦135.5cm×横514cmの大紙面に精緻かつ鮮やかに描いたもので、一見の価値があります。詳細はこちらをご覧ください。

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『上水記』

学芸員による展示解説

以下の日時に学芸員による生解説を行います。興味のある方は是非ご参加ください。
(1日2回開催、各回ともに内容は同じ)

開催日:①10月25日(土)/②10月29日(水)/③11月2日(日・祝)
時 間:11:00~11:30/14:00~14:30 ※終了時間は多少前後する可能性あり
定 員:なし
参加方法:開催時刻に直接会場へお越し下さい

【動画】PR動画

近日公開予定

【動画】学芸員による見どころ解説

10月25日(土) 公開予定

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