日本橋周辺のまちづくりと連携した首都高速道路の地下化

東京都都市整備局

 首都高速道路は、我が国の経済活動を支える重要な基盤施設として高度経済成長期以来これまで大きな役割を担ってきましたが、建設から長い年月が経ち老朽化が進んでいます。一方、整備に急を要したことから、日本橋周辺では首都高速道路が川の上空を通過しており、周辺景観に与える影響について様々な議論がされてきました。
 このような状況の中、平成26年にこの区間も含めた首都高速道路の大規模更新計画が策定されるとともに、平成28年には日本橋周辺で検討が進むまちづくりの取組が国家戦略特区の都市再生プロジェクトに追加されました。
 この機会を捉え、民間の発意によるまちづくりの展開と連携して首都高速道路を地下化することにより、国際金融都市にふさわしい品格のある都市景観の形成、歴史や文化を踏まえた日本橋の顔づくり、沿道環境の改善など様々な効果が期待されます。
 また、中央区から、国・都に対し、首都高速道路の地下化への申し入れがされるなど、地元の機運も高まっています。
 これらのことから、国や首都高速道路株式会社と共同で、日本橋周辺のまちづくりと連携して首都高速道路の地下化に向けて取り組むこととし、「首都高日本橋地下化検討会」で取りまとめられた計画案をもとに、令和元年に都市計画を変更しました。
 現在、首都高速道路株式会社では、都心環状線の交通機能を確保しつつ、まちづくりと連携しながら、地下化に向けて整備を進めています。

【リンク】
⇒ 首都高速道路日本橋区間地下化事業別サイトへ移動(首都高速道路株式会社のサイト)
⇒ 首都高速道路の整備(日本橋区間の地下化)別サイトへ移動(東京都建設局のサイト)

高速八重洲線の長期通行止めについて

 首都高速道路株式会社は、日本橋区間地下化事業を推進し、地域の都市再生プロジェクトと一体となって日本橋区間の地下化を行い、地域の魅力の更なる向上に貢献します。また、日本橋区間地下化事業に加えて新京橋連結路を整備することで、2035年度(予定)に新たな都心環状ルートを整備します。
 この都心環状ルートの再編により、東京高速道路株式会社の管理する東京高速道路は廃止され、歩行者中心の公共的空間として再生・活用されます。
 これらに伴う工事により、既設の高速八重洲線の造り替えが必要になることから、2025年4月5日(土)20時より2035年度まで高速八重洲線を長期通行止めします。また、併せて4月5日(土)20時より東京高速道路(KK線)は廃止(東銀座出口は除く)となります。
 事業の内容や通行止めの最新情報については、下記の日本橋区間地下化事業特設サイトで随時お知らせいたします。事前に交通状況をご確認の上、最新の交通状況に応じたご利用をお願いいたします。ご不明点等がありましたら、首都高速道路株式会社までお問い合せ下さい。

首都高速道路株式会社 更新・建設局 調査・環境課
TEL 03-6803-3771

 

 皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

主な経緯

平成26年 首都高速道路の更新計画 事業許可
平成28年 日本橋川沿いの3地区が国家戦略特区の都市再生プロジェクトに追加
平成29年 国土交通大臣と都知事が「日本橋周辺のまちづくりと連携し、首都高速道路の地下化に向けて取り組む」旨を発表
報道発表資料(PDFファイル637KB) 知事会見で使用したスライド(PDFファイル800KB)
平成30年 首都高日本橋地下化検討会 とりまとめ別サイトへ移動(国土交通省のサイト)

都市計画の変更(東京都市計画道路 都市高速道路第4号線分岐線 等)

令和元年10月11日 東京都告示第584号 構造形式の変更等(地下化)

【パンフレット】

令和4年3月24日 東京都告示第381号 立体的な範囲の変更

特例的に実施する環境アセスメント

 日本橋周辺の首都高速道路の地下化において特例的に実施する環境アセスメント手続について(報道発表資料)PDFファイル454KB)

 首都高速都心環状線の地下化 特例的環境影響評価書案を提出(報道発表資料)

【図書】

【パンフレット】

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