東京の中小企業の現状(流通産業編)を発行

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『令和5年度 東京の中小企業の現状(流通産業編)』を発行しました

東京都は、都内中小企業の現状に関する調査を毎年実施しています。この度、「令和5年度 東京の中小企業の現状(流通産業編)」を発行しました。
本調査は、3年サイクルで継続的に「流通産業」「製造業」「サービス産業」を対象として実施しています。
報告書では、第1編で既存統計から東京の流通産業の現状と変化を捉え、第2編で都内中小流通産業(卸売業・小売業)10,000社へのアンケート結果に基づき経営実態を分析しました。また、第3編では「従業員の過不足状況とその影響」及び「競争力強化への取組」について分析しました。

※「第1編」「第2編」「第3編」の数字の正しい表記はローマ数字です。

1 報告書の概要

卸売業

  • 従業者規模は、「1~5人」が52.9%。
  • 従業員の過不足状況は「適正」(52.7%)が最も高く、「やや不足」(31.9%)、「不足」(7.6%)の順で続く。「不足」と「やや不足」を合わせた『不足』は39.5%。
  • 人手不足への具体的な対策(複数回答)は、「正規従業員の賃金引上げ」(52.1%)が最も高く、「正規従業員の採用」(45.4%)、「業務の効率化(機械化、自動化、ICT・AI活用等を含む)」(31.1%)の順で続く。
  • 競争力向上のために実施している取組(複数回答)は、「商材の発掘」(32.1%)が最も高く、「品揃えの深さ(専門性)」(31.9%)、「新商品の企画・開発」(29.3%)の順で続く。

小売業

  • 従業者規模は、「1~2人」が49.8%、「3~5人」が22.7%。両者を合わせた『1~5人』が72.5%。
  • 従業員の過不足状況は、「適正」(49.7%)が最も高く、「やや不足」(29.7%)、「不足」(14.5%)の順で続く。「不足」と「やや不足」を合わせた『不足』は44.2%。
  • 人手不足への具体的な対策(複数回答)は、「非正規従業員の賃金引上げ」(39.9%)が最も高く、「正規従業員の賃金引上げ」(36.5%)、「非正規従業員の採用」(29.4%)の順で続く。
  • 競争力向上のために実施している取組(複数回答)は、「品揃えの深さ(専門性)」(33.2%)が最も高く、「既存顧客のフォロー」(29.6%)、「品揃えの幅広さ」(26.6%)の順で続く。

2 調査の概要

(1)アンケート調査

1)調査対象

都内に本社のある中小流通業について、無作為に10,000企業を抽出(対象業種については報告書参照)

2)有効回答率

  卸売業 小売業 全体
総配布数 3,000 7,000 10,000
有効配布数 2,579 6,178 8,757
有効回収数 767 2,141 2,908
有効回収率 29.7% 34.7% 33.2%

3)実施時期

令和5年7月~8月

4)調査方法

郵送による配布、郵送による回収

(2)ヒアリング調査

1)調査対象

アンケート回答企業の中から約40企業

2)実施時期

令和5年9月~12月

全文掲載ホームページ(産業労働局トップページ→統計・調査→中小企業)

表紙の画像

※報告書は、ホームページに全文を掲載しているほか、都内の主要図書館等で閲覧できます。

※別紙 令和5年度東京の中小企業の現状(流通産業編)【概要版】(PDF:7,946KB)

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