Airソーラー搭載庭園灯の実証事業の開始

都庁総合
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東京都では、電力のHTT「(H)へらす・(T)つくる・(T)ためる」をキーワードに、脱炭素社会の実現とエネルギーの安定確保に向けた取組を推進しています。
その取組の一つとして、「薄く、軽く、曲がる」という特徴を持った日本生まれの太陽電池である「Airソーラー(次世代型太陽電池)【注】」の実用化に向け、開発事業者に対し実証費用の一部を助成する事業を実施しています。
このたび、助成対象事業者が実証事業を開始しましたので、お知らせします。

【注】Airソーラー(次世代型太陽電池)について

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  • ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた太陽電池。
    シリコン系太陽電池に比べ、以下の特徴を有し、シリコン系太陽電池に対して高い競争力が期待されています。
    • 1)「薄く軽くフレキシブル」である為、設置対象の場所の範囲が広がる
    • 2)製造技術開発によって大量生産、製造コストの低下の可能性が有る
    • 3)日本発の技術であるほか、主原料のヨウ素は、世界産出量の約30%が日本国内産である
  • 多くの人に親しんでもらうため、東京都が2025年7月に実施した投票キャンペーンにより決定した名前。
    空気のようにあらゆる場所に設置されることを表すとともに、
    Anywhere(どこでも)、Innovative(革新的な)、Renewable energy(再エネ)の頭文字を取っている。

助成対象事業者

株式会社リコー、リコージャパン株式会社

事業概要

照度の低いエリアや垂直設置でも発電効率が高いという特徴を有するAirソーラーを搭載した庭園灯を設置。これまでの庭園灯では設置が困難であった場所への設置拡大が期待される。

  • 屋外設置の庭園灯の電源としての発電量や耐久性を検証
  • 生産性・経済性に優れるインクジェット技術で作製したAirソーラーの検証も実施
  • 東京体育館に35本の庭園灯を設置
  • センシング機能を搭載し、周囲環境データを遠隔から確認
  • 実証結果が良好な場合には、継続して庭園灯を設置する予定であり、この場合はAirソーラーを搭載した庭園灯の日本初の実装事例となる

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事業期間

令和7年12月まで(予定)

Airソーラーの開発事業者向け助成事業について

事業概要

Airソーラーの早期実用化に向け、開発事業者が実施する実証事業の経費の一部を助成することで、社会実装の加速化を図る。

助成対象事業の要件

  • 都の地域特性を踏まえ、都内でのAirソーラーの普及に向けた課題抽出及び効果検証を行うもの
  • 助成対象事業の成果を都内で引き続き活用し、かつ、都内での早期社会実装に向けて取り組む計画を有するもの 等

助成金額

実証事業に要する経費(調査・設計費、設備費、工事費等)の3分の2の額
(上限額:4,000万円)

申請期間

令和7年4月1日~令和8年3月31日(申請総額が予算額に達した時点で終了)

予算額

1億2,000万円

申請受付窓口

(公財)東京都環境公社 東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)

事業ホームページ

事業ホームページ(外部サイトにリンク)

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本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
戦略20 ゼロエミッション「再生可能エネルギーの基幹エネルギー化」

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