事故や二次災害防止!高圧ガス防災訓練

とちょうダイアリー

10月26日、都立木場公園(江東区)で「令和5年度 第52回東京都高圧ガス防災訓練」(主催:東京都、東京都高圧ガス地域防災協議会、協力:警視庁深川警察署、東京消防庁深川消防署)が行われました。
高圧ガス【注1】は、産業や生活の中で広く利用されていますが、取扱いを間違えると非常に危険です。今回の訓練は、高圧ガスを取り扱う事業所などの防災意識を高め、また緊急措置技術の向上などを目的としています。
アセチレン逆火【注2】阻止実験やカートリッジ缶燃焼破裂実験、LP(液化石油)ガス消火訓練など、普段なかなか見ることができない実験や訓練が実施されました。

【注1】一般には大気圧よりも高い圧力で閉じ込められているガスで、高圧ガス保安法により定められている。可燃性ガス、毒性ガス、支燃性ガス、不活性ガスなどがある。
【注2】溶接中にホース内のアセチレンガスに火が逆流する現象

実験の様子1
鉄パイプの先端をバーナーで熱したあと、酸素ガスを注入すると火花を散らして金属が燃える。その様子を観察。酸素に触れることでさらに燃焼することがわかる
訓練の様子
金属の溶接や切断によく使用されるアセチレンガスの消火訓練
実験の様子2
半導体産業などでよく使われるモノシランガスの燃焼爆発訓練。このガスは消火器では消火できないため、火災の際には先ず容器バルブを閉じることが説明された

会場の様子

訓練に参加した多くの関係者たち

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