都立動物園・水族園からのお知らせ 第15号

都庁総合
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今年度第15回の都立動物園・水族園のイベント情報を下記のとおりお知らせします。

葛西臨海水族園

イベント「つどえ オロロ~ン!」を開催!

葛西臨海水族園(園長 錦織一臣)では、ウミガラス(別名:オロロン鳥)が町のシンボルであり、人と海鳥の共存に向けた取組を実施している「北海道羽幌町」と平成30年11月にパートナーシップ協定をむすび、共に活動しています。そこで、羽幌町との共同事業の一環として継続的に開催しているイベント「つどえ オロロ~ン!」を今年度も開催します。
このイベントは講演会などを通じて、海鳥や自然環境に興味・関心を抱く人々が集まり、多角的な視点から、楽しく、共に学ぶ場を提供します。また、関連イベントとして物産展を開催します。ぜひお越しください。

写真:天売島のウミガラス

天売島のウミガラス
画像提供:北海道海鳥センター

1.講演会

(1)日時

令和8年1月17日(土曜日)
13時20分~15時40分

(2)場所

本館2階 レクチャールーム
ウェブ会議サービス「Zoom」を使ったリモートを併用

(3)対象

どなたでもご参加できます

※内容は高校生以上向けです。

(4)定員

80名(リモート参加定員は100名)

※事前申込制(先着順)

(5)参加費

無料(実地参加の方は入園料も無料となります)

※リモート参加の通信料は参加者ご自身の負担となります。

(6)テーマ

野生生物の保全と動物園・水族園の役割

(7)内容

「ミナミイワトビペンギンの人工繁殖研究 これまでとこれから」

吉本悠人(葛西臨海水族園 飼育展示課飼育展示係)

写真:イワトビペンギンと吉本飼育員
吉本悠人
要旨

日本国内で飼育されているミナミイワトビペンギンは減少傾向にあり、このままだと日本の動物園・水族館で見ることができなくなってしまう可能性があります。そうならないように繁殖を進める必要がありますが、受精率の低さや雌雄比のアンバランスさが課題でした。この課題を解決するために、当園は大阪海遊館と平成28年からミナミイワトビペンギンの人工繁殖技術の研究に取組んできました。今回は、これまでの研究の成果と今後の展望についてお話ししたいと思います。

プロフィール

1991年東京都生まれ。獣医師。2016年(公財)東京動物園協会に就職し、多摩動物公園飼育展示課動物病院係に配属。カエルからゾウまでの診療を担当。2023年に葛西臨海水族園に異動し、診療の範囲を魚類まで拡げる。

「海鳥の聖地、天売島とウミガラス保全の取組について」

岩原真利氏(環境省北海道地方環境事務所 羽幌自然保護官事務所)

写真:双眼鏡を持つ岩原氏
岩原真利氏
要旨

絶滅危惧種を含む8種の海鳥が繁殖する天売島。世界的にも貴重な海鳥繁殖地について、なぜ多くの海鳥が繁殖しているのか、そこで暮らす海鳥の魅力に迫ります。また、環境省では過去に激減したウミガラスを増加させるためにウミガラス保護増殖事業に取組んでいます。令和4年に100羽を超えた個体数は、令和7年には135羽を記録しました。順調に増加する天売島のウミガラスについて、近年の繁殖状況や取組を紹介します。

プロフィール

広島県生まれ。東海大学農学研究科卒。2017年から環境省羽幌自然保護官事務所希少種保護増殖専門員として勤務し、北海道海鳥センターや羽幌町の沖合にある天売島で、ウミガラスをはじめとした海鳥の保全対策や調査に携わる。

「みんなで守る、天売島の海鳥」

石郷岡卓哉氏(羽幌町町民課/北海道海鳥センター担当)

写真:フィールドワークでの石郷岡氏
石郷岡卓哉氏
要旨

羽幌町の沖合に浮かぶ天売島は8種類数十万羽の海鳥が繁殖し、「海鳥の楽園」と呼ばれていますが、過去から見ると多くの海鳥が減少しています。天売島が将来にわたって海鳥の楽園であり続けるために、必要なこととは何でしょう。環境省のウミガラス保護増殖事業の他にも、地域内外の様々な立場の人たちの協力によって、海鳥を守るための様々な取組が続けられています。今回は、その取組について紹介します。

プロフィール

神奈川県生まれ。日本野鳥の会のレンジャーなどを経て2001年に羽幌町に移住し、北海道海鳥センターに勤務する。主に普及啓発(環境教育)や環境基本計画の推進など、町の自然環境保全に関わる業務を担当する。

(8)応募方法

葛西臨海水族園公式ホームページ(東京ズーネット)(外部サイトへリンク)の受付フォームからお申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.net及び@form.kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、葛西臨海水族園教育普及係まで電話にてご連絡ください。

受付フォーム

受付フォーム(外部サイトへリンク)

問い合わせ先

葛西臨海水族園教育普及係
電話 03-3869-5152(代表)

※受付時間は9時30分~17時00分
※お申し込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該プログラムに関するご連絡のみに使用します。また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。

締切

令和8年1月14日(水曜日)送信分まで有効

※12月11日(木曜日)から募集を開始し、先着順で受け付けます。
※締切前に定員に達した際は、葛西臨海水族園公式ホームページ(外部サイトへリンク)でお知らせします。
※お申し込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該プログラムに関するご連絡のみに使用いたします。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。

2.北海道羽幌町物産展開催

北海道羽幌町産の海鳥にやさしい取組から生まれた商品を中心に、物産展を開催します。「特別栽培米おろろん」やオリジナルTシャツなど販売します。羽幌町のイメージキャラクター「オロ坊」もやってきます!

(1)日時

令和8年1月17日(土曜日)、18日(日曜日)
10時00分~16時30分

(2)場所

ギフトショップ「アクアマリン」前

写真:葛西臨海水族園での物産展の様子
物産展の様子

オロ坊 自己紹介

羽幌町公式キャラクターの「オロ坊」です。
よくペンギンに間違えられるけど、オロロン鳥(ウミガラス)っていう海鳥です。羽幌の特産、甘エビの帽子がお気に入り。

写真:特別栽培米おろろん
シーバードフレンドリー認証の特別栽培米
写真:おろ坊の着ぐるみ
オロ坊

※別紙 ご案内(PDF:351KB)

個人情報の取扱いについて

イベント等のお申込みの際にいただいた個人情報については、該当イベントのご案内以外に使用しないものとします。また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。

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