学びの枠を越え、未来をつくる-インダストリアルアート学科20周年から見る都立大-
デザインと工学を横断し、新しい価値創造を学ぶIA学科。
その20年をたどると、専門を深めながら異なる領域と出会い、自ら問いを立てて、
試行錯誤を重ねる、都立大の多様な学びが見えてくる。
藤原敬介教授、笠松慶子教授、4年次の橋本麻夏さん、3年次の藤木優弥さんの言葉から、IA学科の特色を通して、都立大が大切にしてきた学びのあり方を探る。
システムデザイン学部 インダストリアルアート学科
システムデザイン学部 インダストリアルアート学科
「気づけば20周年でした」
20周年を迎えて、率直にどう感じていますか。
そこで、つながる場を設けようと、20周年に合わせ、記念イベントを企画しました。これを機に、世代を越えたつながりが生まれ、学科の歩みを次の世代へ受け継いでいければと考えています。
分野を掛け合わせる学び
IA学科ならではの学びの特徴を教えてください。
その「組み合わせ」を象徴する取り組みはありますか。
「まず動いてみる」を教える
教育において、お二人がそれぞれ大切にしていることを教えてください。
学生の傾向に変化は感じますか。
受け継ぐものと、これから
卒業生はどのような分野で活躍していますか。
これからのIA学科に期待することを教えてください。
システムデザイン学部 インダストリアルアート学科3年
システムデザイン学部 インダストリアルアート学科4年
幅広い学びから出発する
IA学科を選んだ理由を教えてください。
学科ではどんなことを学んでいますか。
学生の発想が、授業の外へ広がる
取り組んでいる活動についても教えてください。
対話と試行錯誤を重ね、自分の問いを深める
将来はどんな進路を考えていますか。
これから都立大を目指す高校生にメッセージをお願いします。
「インダストリアルアート創設20周年記念祭─20年のあゆみ、そして未来へ」は2026年6月7─14日、日野キャンパスで開催された。2号館地階アトリウムでは20年の歩みを振り返る総24メートルの巨大年表を中心に卒業生、在学生有志による作品展を、同1階ギャラリーでは教員有志によるグループ展「Beyond Industrial」を開催。メインイベントデーの6月13日には2号館大講義室Bで創設時の退職教員(長田謙一、笠原信一、稲垣博、串山久美子、山下敏男)を招いたシンポジウム「創設の精神と創造の原点」と卒業生によるセッション、6号館ロビーで懇親会が催され300人が一堂に会した。また、記念刊行物として年表や寄稿エッセイ等を収録した『インダストリアルアート創設20周年記念誌』(B5変形判134ページ)が刊行された。
20周年記念祭実行委員長からのメッセージ
日頃からものづくりやメディア創生を専門とする教員と卒業生が力を合わせてイベントをつくることは驚きと発見に満ちた経験となった。教員のアイディアから空き教室にカーペットを敷いてチャイルドルームにしたり、展示会場の片隅にソファと玩具を置いたりといった会場設計のおかげで、子育て中の卒業生も安心して来場できた。また、卒業生からは芝生広場で無料コーヒーの野点パフォーマンスが行われ、心地よい語らいの場が生まれた。こうしたアクセシビリティーやコミュニケーションなど形のない関係性のデザインは、まさにIA学科創設のテーマのひとつだった。こうした配慮や工夫が大学のイベントの中でごく自然に実現できたことは、20年前いち早くデザインによる価値創造を目指した学科を創設した本学の誇りにしてよいのではないか。
楠見 清 システムデザイン学部インダストリアルアート学科教授
総合HP教員紹介ページ/
システムデザイン学部 インダストリアルアート学科 藤原 敬介(ふじわら けいすけ)教授
システムデザイン学部 インダストリアルアート学科 笠松 慶子(かさまつ けいこ)教授
システムデザイン学部 インダストリアルアート学科教授 楠見 清(くすみ きよし)教授