【東京都立大学】情報リテラシー授業補助アシスタント

東京都立大学
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「キャンパスサポーターズ」は、学業と並行して大学運営や授業支援などにも従事している精力的な学生を紹介する企画。今回は「情報リテラシー授業補助アシスタント」として、1年次必修の「情報リテラシー実践Ⅰ」の授業を支える学生2名と、担当教員の根元裕樹准教授にお話をお聞きしました。

キービジュアル
土井 杏夏さん
土井 杏夏さん

都市環境学部 地理環境学科 3年
岐阜県立岐阜北高等学校出身

根元 裕樹 准教授
根元 裕樹 准教授

学術情報基盤センター

小幅 脩太郎さん
小幅 脩太郎さん

システムデザイン学部 情報科学科 4年
東京大学教育学部附属中等教育学校出身

「学生が学生を支える」狙いとは

チューター制度の概要からお聞かせください。

小幅さん
最大70台のパソコンが並ぶ情報処理教室では、担当の先生1人が全員の様子を把握することは困難です。そこで2年次以上の情報リテラシー授業補助アシスタント(以下、学生チューターという)が授業中に巡回し、困っている学生に声をかけたりサポートするという制度です。
土井さん
情報処理教室の自習開放時間の立会いも仕事のひとつです。「情報リテラシー実践Ⅰ」は理系・文系を問わず全学部の1年次に必修で受ける授業ですが、非常勤の先生が担当するケースも多く、大学の情報システムに不慣れな先生を学生チューターがフォローするという場面もあります。
根元先生
制度の前身から現在の形に変化したのは2005年。今では約60名が在籍しています。実は私も都立大の卒業生で、学生チューター経験者です。

お二人はなぜこの活動に参加したのですか。

小幅さん
空きコマを有効活用できて、しかも大学の現場に携わることができるので、貴重な経験になると思って応募しました。今では、お金を払ってでも経験したいほど価値のある経験ができていると感じています。
土井さん
私は1年次の情報の授業で困って相談窓口を訪ねたところ、先輩チューターがとても親切に教えてくれた体験が忘れられなくて、自分もそういう存在になりたいと思って応募しました。教職課程を履修しているので、教える実践の場としても役に立つかなと考えました。
根元先生
人選は人柄が一番です。教育経験や指導経験、ITスキルを持っていれば有利ですが、それよりも「1年次生に寄り添えるか」を重視しています。

活動の中での大変さと喜び

普段どのような活動をしていますか。

小幅さん
授業中の巡回サポートのほか、学生チューター同士でマニュアルの整備、勉強会、広報物の作成なども行っています。メンバーで会議を重ねながら行う作業は、情報処理の知識だけでなく、人と関わりながら物事を進めていく力も鍛えてくれます。
土井さん
授業の内容も毎年変わってきていて、最近ではAIを使ったデータ活用の基礎なども扱うようになっています。自分が受講したときとは違う内容になっているので、学生チューターとして入ることで自分自身にとっても学び直しの良い機会になっています。

大変だと感じたことはありますか。

土井さん
知らない機能を聞かれたり、予期せぬエラーが起きたりしたときは焦りました。でも今は、インターネットで一緒に調べながら解決することが多いですね。先生と学生の橋渡し役として動けるようにもなってきました。
小幅さん
僕は情報科学科なのでプログラミング系は得意ですが、動画編集やAdobeのデザイン系はあまり詳しくなくて。でも質問に答えようと自分でも調べるうちに、どんどん自分の知識になっていく実感があります。
根元先生
慣れてくると、トラブルが「ソフトの問題」なのか「パソコン自体の問題」なのかを切り分けて考え、動けるようになります。それは教えることを通じてしか得られない実践力だと思いますね。

活動を通じた成長と、未来への言葉

この活動を通じて、どう成長できたと感じますか。

小幅さん
一番大きいのは、人をまとめるコーディネート力です。研究の発表や共同作業でも、考えをわかりやすく表現する力として活かせています。専攻とは直結しなくても、社会に出るうえでは一番大事な部分かもしれないと感じています。
土井さん
相手の立場に立って、どう伝えればわかりやすいかを考える力がついたと思います。50歳以上を対象としたプレミアムカレッジの受講者とも関わるなかで、年上の方から逆に人生のことを教えていただくこともあります。普通のクラブ活動では経験できないことを経験させてもらえていると感じています。
根元先生
チューター経験を経て、教えることの面白さに気付いて、専攻とは異なるIT研修会社や教育系企業に就職した卒業生もいます。この活動が進路選択の可能性を広げるきっかけになれば良いと考えています。

高校生や在学生へのメッセージをお願いします。

小幅さん
新たな環境に身を置くことは、最初はハードルが高く感じるかもしれませんが、一歩踏み出すと新しい世界が広がります。入学後はぜひ様々なことにチャレンジしてほしいですね。
土井さん
自分の目標を実現するために都立大を選んだと思います。ただ、学び以外のクラブ活動やチューター活動などが、自分をさらに成長させてくれたと感じていますので、ぜひいろいろなことを体験してみてください。
根元先生
都立大は総合大学なので、自分の専門を深めながら視野を広げやすい環境にあります。チューター活動はその一つ。いろんな学部・学年の人々と関わりながら、自分の世界を広げていってほしいと思います。

情報リテラシー授業補助アシスタント

https://www.tmu.ac.jp/hot_topics/pr/37099.html

学生と教員が協力して支える授業の場

「情報リテラシー実践Ⅰ」は都立大1年次生前期必修の実習授業。2年次以上の学生チューター約60名が授業中の巡回サポートや情報処理教室の開放時間管理を担う。マニュアル作成・勉強会・広報物制作など自主活動も盛んで、「情報リテラシー実践Ⅰ」が2023年度ベスト・ティーチング・アワードを受賞した重要な要素となっている。

情報リテラシー授業補助アシスタントメンバー
情報リテラシー授業補助アシスタントメンバー
※学生の所属・学年は取材時(2026年2月)のものです。

総合HP教員紹介ページ/
学術情報基盤センター 根元 裕樹 准教授(ねもと ゆうき)

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