【知事の部屋】面会(ヴィクラム・パテル ハーバード大学教授)
令和7年(2025年)7月2日(水曜日)、小池知事は、ハーバード大学のヴィクラム・パテル教授と面会しました。都では、チルドレンファーストの社会の実現に向けた取組の一環として、「学校の居心地向上検証プロジェクト」に取り組んでおり、ハーバード大学の実証研究で確認された科学的なエビデンス等を参考に、いじめや不登校等の子供が直面する様々な課題を未然に防ぐための取組を実施しています。
パテル教授は、「今、日本に限らず、世界的に若者のメンタルヘルスが悪化しており、危機的な状況。メンタルヘルスにおいては、思春期の子供たちが一日を過ごす学校の社会的な環境を良くすることが重要。良い学校風土とは、生徒同士が尊重し合い、支え合える環境を育むとともに、生徒の主体性を引き出すもの。それにより、生涯にわたる健康にも良い影響をもたらす。チルドレンファーストを掲げ、学校風土に着目した取組をいち早く実践する知事に感服している。この取組は、東京だけでなく、アメリカなど広く世界的にも大変意義がある。一緒に取り組んでいけることを非常に楽しみにしている。」と述べました。
小池知事は、「ユニセフの調査でも、子供の(精神的)幸福度において、36か国中32位。どのように改善していくか、パテル先生のこれまでの研究やインドでの知見などを生かし、子供が幸せと感じ、また『ここに居場所があるんだ』と感じてもらう。また、いじめをどのように抑えるかといったことなどを具体的に先生やチームと連携して進めてほしい。いじめの未然防止、メンタルヘルスの増進などの効果を上げていきたい。このプロジェクトが子供たちのウェルビーイングの向上につながると改めて感じる。これからも先生には色々なご指示やアドバイスをいただきたい。」と述べました。