【イベント報告】2025/6/27開催「防災クルーズ・楽しみながら学べる防災体験施設ツアー(昼食付)」
今回の水上バスイベントは、東京消防庁都民防災教育センター「本所防災館」で、もしもの時を想定した疑似災害を体験しました。
週間天気予報がみごとにはずれ、季節外れな真夏の太陽の下、1時間の隅田川クルーズを楽しみました。船内では東京水辺ラインスタッフによる河川の防災解説。上部デッキから見える防災船着場やスーパー堤防、乗船している水上バスが発災時に担う役割などを聞いていただき、防災イベントに対する心の準備は完了です。下船後は、JR総武線両国駅から電車に乗り錦糸町駅で降車。徒歩約10分程度で本所防災館に到着しました。
まず最初は、防災シアターでアニメと実写を組み合わせて製作されたDVDを緊張感を持って全員で鑑賞。今回鑑賞したのは、本所に暮らし幼子二人を抱え関東大震災を生き抜いた松本ノブさんが、この世の地獄体験を綴った手記を基に作られたものです。鑑賞後は、二班にわかれて、地震体験、暴風雨体験、煙体験、都市型水害体験へ。地震体験では、関東大震災や熊本地震、東日本大震災などのシミュレーションを少人数のグループになって体験しました。あまりの激震に体験中の人はもちろんのこと、それを見ている人もショックで言葉がでません。その他の体験も真剣そのもの。私語を交わしている参加者はほぼいなかったのではないかと思います。
本所防災館での災害疑似体験が終了し、「金太楼鮨」錦糸町店で昼食をいただき解散となりました。
災害はいつどこで起こるか予測がつきません。起こってしまった時パニックにならないよう、まずは日々の備えと正しい行動、次に人と人とが支え合い協力しあう助け合いの心が大切だということを学びました。自助共助公助という言葉が聞かれますが、自分でできることを事前に準備しておくことは、命を守るために最低限必要なことなのだとあたらめて実感させられたイベントでした。
参加者:30名(応募者:90名)/参加費:4,000円/開催時間:8時15分~14時
東京水辺ラインではこのようなイベントを定期的に実施しています。皆様のご参加を心よりお待ちしております。


