【上野動物園】エゾヒグマ「ポン」の健康状態について

東京ズーネット
2025年2月11日追記:近日中に検査を実施するため、2月11日(火)からエゾヒグマ「ポン」の展示を中止します。
 

 エゾヒグマ(ポン オス19歳)は、今年に入り活力低下と関節炎の症状が顕著に見られています。

 2023年9月におこなった検査で、慢性膵炎、炎症性腸疾患の疑いと、関節に軽度の変形が見られていたことから、投薬により体調を維持してきました。

 その後体調は安定し、状態も良好だったことから、2024年12月より少しずつ投薬量を減らしてきました。薬には副作用もあるので、長期の投薬による体への影響を考えると、できる限り少ない投薬量で維持することが望ましいためです。

 しかしながら、2025年1月中旬頃から休息をとる時間の増加や、後肢のみで立ち上がることを避けるなどの症状がしばしば現れ、ここ数日は緩慢さが顕著になってきたことから、現在は量を戻して投薬を再開しています。

 今後、麻酔下での検査を予定しております。検査に向けて、薬の影響を排除するために投薬量を徐々に減らし、いったんは完全に中止するつもりでおりますが、検査後には改めて必要な薬の服用を開始します。更に動きが緩慢になることが想定されるため、検査実施の前から展示を中止する可能性もあるので、ご理解いただきますようよろしくお願いします。
展示の変更については、当園のX(旧 Twitter)アカウント等によりお知らせいたします。

(2025年02月10日)
(2025年02月11日:展示中止について追記)
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