どうする?運転免許返納 高齢ドライバー・家族向け相談会

とちょうダイアリー

1月18日、八王子市にあるショッピングセンター・イーアス高尾で高齢ドライバーと家族向けの運転免許返納に関する休日家族相談会が開催されました。高齢ドライバーによる交通事故のニュースや認知機能の衰えにより、車の運転に不安を感じる方もいます。この相談会は高齢ドライバーやその家族を対象とし、認知機能などに関する相談や、運転免許を返納したあとの生活に関する情報提供などが行われました。
認知機能などに関する相談には、東京都健康長寿医療センターの畠山啓医療ソーシャルワーカーと医療法人社団和光病院の田邊薫ソーシャルワーカーが応じました。畠山さんは「高度経済成長期を生きてきた人の中には『運転することは自分のステイタス』という人も多い。認知機能に不安は感じていても免許返納に二の足を踏んでしまうこともある。『危ないからもう運転しないで』と頭ごなしに言うのではなく『これまで運転してくれてありがとう。本当に助かった』と感謝の意を伝えたりすることで、かたくなになっていたご本人の気持ちも和らぐのではないか」と話していました。
イベント会場前を通った77才の男性は「運転中、追い抜きがスムーズにできなくなり、怖くなって70才で免許を返した。歩くことが好きなので車がなくても不便を感じていない」、一緒にいた妻も「危ないと思っていたので返納は大賛成だった」と話してくれました。

東京都健康長寿医療センターの認知症センターでは高齢ドライバーや家族の相談にも応じています。
地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター 認知症センター

 

会場の様子1

買い物のついでに立ち寄る人も多かった相談会

 

会場の様子2

家族のことなどを相談しに来た人たち

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