【知事の部屋】「OECD Regions and Cities at a Glance 2024」公表記念イベント
令和6年(2024年)12月6日(金曜日)、小池知事は、パリで開催された「OECD Regions and Cities at a Glance 2024」の公表記念イベントにオンラインで参加し、基調講演を行いました。
「OECD Regions and Cities at a Glance 2024」は、OECD(経済協力開発機構)が隔年で発行する、地域・都市に関する多角的なデータが掲載された報告書であり、基調講演では報告項目に関連する都の取組を発信しました。
小池知事は、「このレポートは、都市と地域が直面する課題を解明し、データに基づいた政策立案における重要な指針を示すものだ。共通の課題に対応するには、世界の都市が連携し、知恵と経験を結集していくことが不可欠。東京はこの使命を果たすべく、未来志向の施策を展開してきた。レポートによると、OECD諸国の多くの地域で人口減少が進んでいる。都では、出会いから子育てまでのシームレスな支援を推進している一方、セカンドキャリア、学び直しに取り組む高齢者の後押しをする、長寿社会に対応した先進モデルを示してきた。気候危機に対しては、新築住宅等への太陽光パネル設置の義務付け、次世代型ソーラーパネルの実装、浮体式洋上風力発電のGW級ファームの導入を目指す。激甚化・頻発化する災害から都民の命と財産を守り抜くため、「TOKYO強靭化プロジェクト」を推進しており、強靭で持続可能な都市を築いていく。社会課題を解決するイノベーションを創出していくことも重要であり、そのための東京の取組の中核が『SusHi Tech Tokyo』。スタートアップが海外都市との交流や投資家との連携を深め、オープンイノベーションを加速する場を提供する。都は、OECDのデータと分析を最大限に活用し、国際社会と協力しながら、都市や地域が抱える課題に取り組んでいく。」と述べました。