感染性胃腸炎集団感染への注意を喚起
感染性胃腸炎にご注意ください!
ノロウイルス等による集団感染が多く発生する時期です
例年、冬の時期は、腹痛、下痢、嘔吐を主な症状とする「感染性胃腸炎」の集団感染が多数報告されています。集団感染が危惧される施設では、施設の衛生的管理などに注意し対策を行ってください。
また、感染予防のため、次のポイントにご注意願います。
対策のポイント
- こまめな手洗い
- 二枚貝の十分な加熱調理
- 吐物やふん便の適切な処理
参考
感染性胃腸炎警報レベルについて
感染性胃腸炎の警報レベルの開始基準値は、20人/定点(週)となっています。
また、警報レベル開始基準値を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都の人口全体の30%を超えた場合には、広域的に流行が発生・継続しているとして警報を発します。
今シーズン【注1】における都内小児科定点医療機関(264か所)からの第48週(11月25日から12月1日まで)の患者報告数は、4.49人/定点(週)、保健所の管内人口の合計も30%に達していないため、現時点では、警報レベルには達していません。
なお、感染性胃腸炎は注意報レベルの開始基準値はありません。
【注1】シーズンとは、当該年の第36週(9月)から、翌年の第35週(8月)までの期間
都内における感染性胃腸炎の集団感染事例の発生状況
昨シーズンは、都内の保育施設や高齢者施設等から計777件の集団感染事例【注2】が報告されました(保育所540件、高齢者施設138件、小学校44件、医療機関21件、障害者施設13件、幼稚園10件、中学校4件、高等学校1件、その他6件)。
今シーズンは12月1日までに59件の集団感染事例が報告されました(保育所48件、小学校5件、高齢者施設2件、障害者施設2件、幼稚園1件、その他1件)。
【注2】都内の保健所に報告があった事例のうち、同一施設で10人以上の患者が発生し、かつ、病原体の検出が確認された事例の件数(食中毒と判断された事例を除く)。
都内における感染性胃腸炎の集団感染事例報告件数(令和6年(2024年)第48週まで)
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数推移 過去5シーズン(定点医療機関からの報告による)
データ出典:東京都感染症発生動向調査より
※別紙 感染性胃腸炎について(PDF:798KB)