医療従事者らを講師に「認知症への備え」イベント
11月6日、東村山萩山町三丁目アパート集会所(東村山市)で、都、東京都住宅供給公社、地方独立行政法人東京都立病院機構の3者共催による高齢者向けのイベントが実施され、都営住宅の住民や近隣の方などが参加しました。
今回は「認知症への備え」をテーマに、都立多摩北部医療センターの認知症看護認定看護師、理学療法士、管理栄養士がそれぞれの立場から講義をしました。押本眞理子看護師は、父親の認知症の経験を交えつつ、身近な人が発症したときの備えについて話しました。「職業柄、認知症の方への心構えなどわかっているつもりだったが、親が認知症になって初めて自分のこととして捉えるようになった。地域の方や行政にも大変お世話になったし、また今後のケアの方針やサポート体制、金銭のことなど、いろいろ考えないといけないんだということがわかった」、また「認知症に早く気付き、早く対応することが大事。まずはかかりつけ医に相談するなどしてほしい」と早期対応を勧めました。
東村山市の荻野緑保健師は「認知症になっても町の中で安心して暮らしていけるよう、今から準備や居場所をつくっておくことが大事」と市の相談窓口などを紹介しました。参加した70代の女性は「ポストに案内が入っていたので友達と一緒に参加した。母も認知症になったし、自分も心配。知らないことがたくさんあったので、来てよかった」と話しました。
すぐできる運動療法を参加者と一緒に
脳の健康のためにもなる食事例を聞く
- 報道発表資料 都・JKK・都立病院機構 イベント共催