中小企業の景況 令和6年10月調査

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東京都中小企業の景況
令和6年10月調査

都内中小企業の景況調査の結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

9月の景況

業況:2か月連続で下向く
見通し:やや悪化

  • 9月の都内中小企業の業況DI(業況が「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-28(前月-26)と2か月連続で下向いた。今後3か月間(10~12月)の業況見通しDI(当月(9月)に比べて「良い」とした企業割合-「悪い」とした企業割合)は、当月-20(前月-15)とやや悪化した。
  • 業種別の業況DIをみると、サービス業(-15→-19)は4ポイント減少しやや悪化、卸売業(-27→-30)は3ポイント減少しわずかに悪化した。製造業(-28→-28)と小売業(-36→-36)はともに横ばいで推移した。
  • 前年同月比売上高DI(-29→-25)は4ポイント増加しやや改善した。業種別にみると、製造業(-36→-28)は8ポイント増加し改善、卸売業(-30→-26)は4ポイント増加しやや改善した。小売業(-31→-30)はほぼ横ばい、サービス業(-17→-17)は横ばいで推移した。
  • 業種別の業況見通しDIをみると、小売業(-20→-32)は12ポイント減少し大幅に悪化、サービス業(-8→-15)は7ポイント減少し悪化、製造業(-17→-22)は5ポイント減少しやや悪化した。一方、卸売業(-16→-12)は4ポイント増加しやや改善した。

業況DI・業況見通しDI(全体)

(季節調整済DI)
折れ線グラフの画像

付帯調査

都内中小企業の設備投資、資金繰り等の状況

四半期調査

令和6年第3四半期(7~9月)

※「第3四半期」の数字の正しい表記はローマ数字です。

設備投資

わずかに低下

採算状況

悪化に転じる

資金繰り

悪化に転じる

雇用人員

ほぼ横ばいで推移

事業活動におけるコストの変動

コストの変化(前年同月比)

前年同月と比較した2024年(令和6年)9月の生産や販売、サービス提供に要するコストの変化を全体でみると、「増加」が50.4%(前回調査49.3%)と最も高く、「変化なし」が40.7%(同41.0%)、「減少」が5.5%(同6.4%)。

コスト増加の最大の要因

生産や販売、サービス提供に要するコスト増加の最大の要因を全体でみると、「原材料価格」が48.7%(前回調査45.1%)と最も高く、「人件費」が29.3%(同31.8%)、「エネルギー価格」が11.5%(同12.7%)、「為替の変動」が7.1%(同7.1%)。

調査の概要

1 調査目的

毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測)の結果を中小企業者並びに関係機関等に提供し、経営の指針として、また企業支援のための資料として活用し、都内中小企業の振興を図る。

2 調査方法

郵送による配布、郵送による回収及びインターネット回答(毎月)

3 調査機関

産業労働局商工部調整課

4 回収期間

令和6年10月1日~令和6年10月9日

5 調査規模

対象企業 3,875企業

(内訳)
製造業 1,125企業
卸売業 875企業
小売業 875企業
サービス業 1,000企業

6 回答状況

回答企業数(回答率) 1,345企業(34.7%)

(業種別)
製造業 378企業(33.6%)
卸売業 332企業(37.9%)
小売業 304企業(34.7%)
サービス業 331企業(33.1%)

(規模別)
小規模 671企業(36.8%)
中小規模 243企業(34.4%)
中規模 255企業(37.2%)
大規模 171企業(36.4%)
規模不明 5企業(2.6%)

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