日本語を母語としない方のために「やさしい日本語版」の感染対策ガイド、受診ガイドを作成

コロナ下での外国人の困りごとに対応

東京には、日本語を母語としない方も多くいらっしゃいます。新型コロナ対策のもとで、高齢者施設・障害者施設では「外国人の職員の方に必要な感染対策を伝えにくい」という状況がありました。また、外国人の方が感染症を疑う症状がある場合、医療機関の受診に困難を伴う状況もみられました。

そこで都は、「高齢者施設・障害者施設向けガイドブック」、「来訪者向け医療機関受診のための多言語ガイド」について、「やさしい日本語版」を新たに作成しました。

やさしい日本語版「高齢者施設・障害者施設向けガイドブック」

感染対策の基本だけを分かりやすく説明

感染を防ぐ方法や手の洗い方など、すぐに実践できる感染対策の基本を分かりやすく説明しています。介護等の現場以外でもご活用いただけます。

ふりがな付き、イラストも多数

漢字にはふりがなを付け、イラストを多く活用した説明により、一目見ただけで感染対策の内容が理解できるように工夫しました。

都内施設職員や当事者の方の協力いただき作成

やさしい日本語版の作成に当たり、高齢者施設等の職員や日本語を母語としない方等の意見も取り入れています。「読みやすく、とても分かりやすい。」「仕事だけでなく、日常生活でも役立ちそう」との感想をいただいています。

資料は高齢者施設・障害者施設向けガイドブックからご覧ください。

やさしい日本語版「来訪者向け医療機関受診のための多言語ガイド」

複数言語版にやさしい日本語を追加

従来の日本語版、英語、中国語（簡体字・繁体字）、韓国語、タイ語及びスペイン語の6外国語版に加え、新たに、「やさしい日本語版」を作成しました。

医療機関の探し方・受診の方法を案内

外国語で対応可能な相談窓口等を記載し、受診時の注意点や診察の流れを紹介しています。

症状等を指で示せるコミュニケーションツール

指で示して症状などを伝えることができる「ポイントシート」を掲載しています。

資料は来訪者向け医療機関受診のための多言語ガイドからご覧ください。