下水再生りんの肥料利用でJA全農と連携協定
全国農業協同組合連合会(JA全農)との東京都産下水再生りんの広域での肥料利用に向けた連携協定締結について
東京都と全国農業協同組合連合会(JA全農)は、東京都産下水再生りんの広域での肥料利用に向けた連携協定を本日締結いたしました。
東京都は全国の下水処理量の約1割を占め、りんを含有する多量の下水汚泥が発生しており、JA全農は肥料製品の広域的な流通を担っています。両者が連携し、全国展開を視野に入れた広域的な下水再生りんの利用に向けて取り組みます。
この全国初となる取組により、肥料の国産化と農業者への安定的な供給に貢献してまいります。
協定の概要
都とJA全農は、本協定の締結により、以下のことについて連携し、東京都の下水汚泥から回収した再生りんの広域での肥料利用を促進してまいります。
- (1)下水汚泥に含まれる肥料資源の調査・技術開発に関すること
- (2)肥料の製品開発、試験栽培に関すること
- (3)肥料の市場・流通調査に関すること
- (4)下水汚泥に含まれる肥料資源に係る関係者の理解醸成及び利用促進に関すること
協定締結式の様子 (東京都庁第一本庁舎6階ホール)
(参考)下水汚泥資源の肥料利用促進に向けた技術実証
令和5年2月28日、国土交通省の下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)において、下水道局が民間企業等と共同提案した下水汚泥の肥料化技術(2件)が採択されました。
下水道局報道発表資料
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略14 ゼロエミッション東京戦略