日比谷公園旧公園資料館等の保存・活用事業者
都立日比谷公園「旧公園資料館」等保存・活用事業における事業候補者の決定について
東京都の有形文化財に指定されている都立日比谷公園「旧公園資料館」等において保存・活用事業を行う事業者を、企画公募により募集しました。
このたび、応募のあった1件の企画提案について審査を行った結果、以下のとおり事業候補者を決定しましたので、お知らせします。
1 事業候補者
(1)事業者名
株式会社目黒雅叙園
(2)提案概要
保存事業
- 旧公園資料館の修復工事等には、伝統的建築物の修理等の実績を有する者を積極的に登用する。
- 施設の著しい劣化や破損を招かぬよう運営し、文化財を健全な状態に維持保全するための日常的な維持管理と必要に応じた修理を実施する。
活用事業
旧公園資料館等を積極的に公開し、多くの人に親しんでもらえるよう、カフェ、ウエディング、イベント事業により多様なニーズに応えていく。
- 1)カフェ事業「歴史と人をつなぐヒストリーズカフェ」
- 2)ウエディング事業「110年余年の歴史と自然がつなぐアットホームガーデンウエディング」
- 3)イベント事業「旧公園資料館と人や企業・多様性をつなぐ」
旧公園資料館
参考
旧公園資料館(旧日比谷公園事務所)
延床面積
1階:66平方メートル、2階:62平方メートル、計:128平方メートル
建築時期
明治43年(1910年)11月
構造
2階建 1階:組積造(煉瓦造及び玉石積)、2階:木造
その他
平成2年3月22日「東京都指定有形文化財(建造物)」に指定
旧図書棟
延床面積
74平方メートル
建築時期
昭和57年(1982年)
構造
1階建RC造
2 事業候補者決定の経緯
学識経験者の外部委員からなる「都立日比谷公園旧公園資料館等保存・活用事業 事業者審査委員会」において、提案内容に関するプレゼンテーション及び質疑応答の後、審査を行いました。具体的には、事業者募集要項第5の2審査基準に基づき、1)基本方針、2)文化財の修復・維持管理、3)歴史・文化の普及・啓発、4)魅力ある施設運営、5)実施体制の評価項目について審査を行った結果、一定の基準を満たしていることから、応募者が事業候補者として決定されました。
詳細は、以下ホームページに掲載の「都立日比谷公園旧公園資料館等保存・活用事業審査結果及び講評」をご覧ください。
事業候補者の決定
審査委員会委員一覧
◎委員長
(五十音順、敬称略) |
※山崎氏の「崎」は、正しくは「大」が「立」のものです。
3 今後の予定
都は事業候補者と協議の上、本年10月中に協定の締結を行います。
その後、事業者により、建物修復工事等を行い、令和6年6月から施設の利用が開始される予定です。