廃食用油回収促進 事業提案を採択
廃食用油回収促進に係る事業提案の採択について
都は、2050年までに、世界のCO2排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」の実現を目指し、持続可能な資源利用への転換を推進しています。航空業界では、2050年カーボンニュートラル達成のため、持続可能な航空燃料(SAF)の調達・使用に取り組んでいますが、原料となるバイオマス等の調達が課題となっています。
SAFの原料となる廃食用油回収の拡大を図り、SAF製造へつなげる新たなサプライチェーン構築を後押しするため、令和5年4月に、「廃食用油回収促進に係る事業提案」を公募していましたが、事業を採択しましたのでお知らせします。
記
1 採択事業提案
(1)都内店舗を回収拠点とした専用容器による未利用資源(家庭系廃食用油)の回収・リサイクル等事業
事業者
株式会社イトーヨーカ堂
内容
- 1)回収専用容器(リターナブルボトル)による家庭系廃食用油の回収
- 2)廃食用油のリサイクル(石鹸・インク溶剤等の製造及び将来的なSAF燃料への研究・開発)
- 3)回収拠点店舗を活用した消費者(都民)への周知活動
(2)日本初の国産SAF大規模製造に向けた廃食用油回収促進事業
事業者
日揮ホールディングス株式会社、コスモ石油株式会社、株式会社レボインターナショナル
内容
- 1)家庭系廃食用油の回収
- 2)SAF製造・利用に関する教育活動
- 3)SAFイベント・キャンペーンの実施
- 4)回収した廃食用油のSAF利用可否に関する検討
2 今後の進め方
採択された事業の応募者(以下「事業者」という。)と都との間で協定を締結した上で、都と事業者が共同で事業を実施します。