期待! 次世代太陽電池「ペロブスカイト」の検証キックオフ
5月24日、下水道局の森ヶ崎水再生センター(大田区)で、日本発の技術であるペロブスカイト太陽電池【注】の実用化に向けた検証事業をキックオフしました。
【注】ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた次世代の太陽電池。主原料のヨウ素は世界産出量の約3割が日本で産出されるため、国内で賄うことができる見通し。また、現在広く採用されているシリコン系太陽電池に比べ、薄く軽く曲がるといった特徴を有するため設置場所の範囲が広がることが期待されている。
今回検証を行うフィルム型ペロブスカイト太陽電池は国内最大規模であり、下水道施設への設置は国内初です。今後、発電効率の測定や耐腐食性能などについての検証が行われます。視察した小池知事は「ペロブスカイト太陽電池は薄く、軽く、曲がるなど有効なツールになる。日本の技術が世界に羽ばたくことを東京都がお手伝いしたい」と話しました。
今回設置されたペロブスカイト太陽電池
フィルム型ペロブスカイト太陽電池をパイプに貼り付ける知事(手前左)と共同研究者である積水化学工業株式会社・加藤敬太代表取締役社長(手前右)
- 報道発表資料 ペロブスカイト太陽電池の実用化検証を開始