築地川・汐留川・神田川の河川整備計画策定等
「築地川及び汐留川」の河川整備計画を策定、「神田川流域」の河川整備計画を変更しました
東京都は、築地川及び汐留川、神田川流域の河川環境の整備と保全及び洪水対策等を一層強化するため河川整備計画を策定(神田川流域は変更)しました。
この河川整備計画は、水害から都民の命と暮らしを守るとともに、良好な河川空間を創出するため、今後東京都が取り組んでいく治水や環境に関する事項について、地域の皆様や学識経験者及び流域の自治体から頂いた意見を反映させて策定したものです。
今後は、本計画に基づき、安全な川づくりを進めるとともに、河川環境の向上と保全に努めていきます。
築地川及び汐留川河川整備計画策定の主なポイント
築地川については、「東部低地帯の河川施設整備計画(第二期)」(令和3年12月)に基づき、将来にわたって考えられる最大級の強さをもつ地震に対して護岸の機能を保持し、水害に対する安全性を確保するために、耐震対策を実施します。
神田川流域河川整備計画変更の主なポイント
- 「東部低地帯の河川施設整備計画(第二期)」(令和3年12月)に基づき、将来にわたって考えられる最大級の強さをもつ地震に対して堤防や水門などの機能を保持し、水害に対する安全性を確保するために、耐震・耐水対策を実施します。
堤防の耐震対策イメージ
水門の耐震対策イメージ
- 善福寺川については、これまで原寺分橋〜関根橋に新規調節池を計画していましたが、検討の結果、当初計画していた1箇所の取水から、3箇所の取水へと変更しました。
築地川及び汐留川、神田川流域の概要
築地川及び汐留川
築地川及び汐留川は、浜離宮恩賜庭園を取り囲む水域で、汐留川水門や築地川水門、防潮堤により隅田川と画された二級河川です。両河川とも流量配分を持たず、潮汐に応じて水位が変動する感潮河川です。
築地川は、大手門橋付近から東京湾までの延長0.75kmの河川であり、左岸側には築地市場跡地、右岸側に浜離宮恩賜庭園が位置しています。
汐留川は、築地川との境から東京湾までの延長0.90kmの河川であり、左岸側には浜離宮恩賜庭園、右岸側には都道日本橋芝浦大森線(海岸通り)、汐留第二ポンプ所等が位置しています。
神田川流域
神田川は、その源を東京都三鷹市にある井の頭池に発し、善福寺川、妙正寺川を合流しながら東京都の中心部を流れ、下流部で日本橋川を分派したのち、隅田川に合流する、都内の中小河川では最大規模の流域をもつ荒川水系の一級河川です。神田川の支川には、善福寺川、妙正寺川、江古田川、派川には日本橋川、亀島川があります。
河川整備計画の閲覧について
- ●建設局ホームページ
- ●東京都建設局河川部川の相談コーナー
東京都庁第二本庁舎6階 - ●河川を所管する東京都の建設事務所
- 築地川及び汐留川
第一建設事務所、江東治水事務所 - 神田川流域
第一建設事務所、第二建設事務所、第三建設事務所、第四建設事務所、第六建設事務所、北多摩南部建設事務所、江東治水事務所
- 築地川及び汐留川
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略8 安全・安心なまちづくり戦略