自殺総合対策計画 (第2次)を策定
「東京都自殺総合対策計画」
こころといのちのサポートプラン(第2次)を策定しました
東京都は、「東京都自殺総合対策計画 こころといのちのサポートプラン(第2次)」(以下「第2次計画」という。)を策定しましたので、お知らせします。令和5年度から、第2次計画に基づき、関係機関・区市町村等と連携しながら、自殺対策をより総合的に推進していきます。
都における今後の自殺対策の基本的な考え方
都の自殺の現状やこれまでの取組を踏まえ、本計画の計画期間中においては、特に次の6項目に集中的に取り組むこととします。
- 自殺未遂者の再度の自殺企図を防ぎ、地域で安定した生活が送れるよう、継続的に支援する
- 悩みを抱える方を早期に適切な支援窓口につなげる取組を強化する
- 働き盛りの男性が孤独・孤立を深めることなどにより、自殺に追い込まれることを防ぐ
- 困難を抱える女性への支援を更に充実する
- 児童・生徒・学生をはじめとする若年層が自殺に追い込まれることを防ぐ
- 遺された方への支援を強力に推進する
計画の位置付け
自殺対策基本法第13条に基づく「都道府県自殺対策計画」です。
計画期間
令和5年度から令和9年度までの5年間とします。
数値目標
国の自殺総合対策大綱における全国の数値目標に合わせ、引き続き、都においても令和8年までに、自殺者数及び自殺死亡率を平成27年と比べて30%以上減少させることを目標として設定します。
平成27年の自殺者数 2,290人→令和8年までに1,600人以下
平成27年の自殺死亡率 17.4→令和8年までに12.2以下
※自殺死亡率:人口10万人当たりの自殺者数
都における今後の取組の方向性と施策
12の分野で100施策を計画に掲げ、「生きることの阻害要因(自殺のリスク要因)」を減らす取組に加えて、「生きることの促進要因(自殺に対する保護要因)」を増やす取組を行い、双方の取組を通じて、社会全体の自殺リスクを低下させる方向で、「生きることの包括的な支援」として、関係機関や関係団体、区市町村と連携を図りながら、自殺対策を推進していきます。
策定の経緯
様々な分野の関係機関・区市町村が参加する東京都自殺総合対策東京会議やパブリックコメント等の多様な機会により、関係機関や都民の意見を聞き計画を策定しました。
計画の公表
福祉保健局ホームページに掲載します。

あわせて、パブリックコメントでいただいた意見及び意見に対する都の回答についても福祉保健局ホームページに掲載します。

※別紙 東京都自殺総合対策計画 こころといのちのサポートプラン(第2次)の概要
本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
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