てんかん支援拠点病院の指定
てんかん支援拠点病院の指定について
東京都てんかん地域診療連携体制整備事業
東京都では、国の「てんかん地域診療連携体制整備事業」に基づき、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院を「てんかん支援拠点病院」として指定しました。
てんかん支援拠点病院を中心として、てんかん患者を適切な診療につなげるための各診療科間・各医療機関間の連携を強化するほか、医療機関等の職員の専門性を高めるための人材育成や、てんかんへの正しい理解を深めるための情報発信等を実施することにより、都内におけるてんかん診療連携体制の整備を進めてまいります。
1 指定医療機関
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院
(小平市小川東町四丁目1番1号)
2 指定日
令和4年9月1日
3 業務内容
てんかん支援拠点病院は、主に以下に掲げる業務を実施します。
- てんかん患者及びその家族への専門的な相談支援及び治療
- 都内の医療機関等への助言・指導
- 関係機関(精神保健福祉センター、都内医療機関、保健所、区市町村、福祉事務所、公共職業安定所等)との連携・調整
- 医療従事者、関係機関職員、てんかん患者及びその家族等に対する研修の実施
- てんかん患者及びその家族、都民等への普及啓発
- てんかん治療医療連携協議会(仮称)の運営 ほか
「てんかん」とは
- 「てんかん」とは、「てんかん発作」を繰り返し起こす状態です。「てんかん発作」は、脳にある神経細胞の異常な電気活動により引き起こされる発作のことで、突発的に運動神経(体の一部が固くなる)、感覚神経(手足がしびれたり耳鳴りがしたりする)、自律神経(動悸や吐き気を生じる)、意識(意識を失う)、高次脳機能(言葉が出にくくなる)などの神経系が異常に活動することで症状を出します。
- てんかんのある方は1000人に5~8人(日本全体で60万~100万人)と言われています。乳幼児から高齢者のいずれの年齢層でも発症します。特に小児と高齢者で発症率が高くなりますが、30~40代の方でも発症することもあります。