健安研 BA.2.75系統PCR検査(3460報)
東京都健康安全研究センターにおける、オミクロン株亜系統(BA.2.75系統)に対応した変異株PCR検査の開始について(第3460報)
東京iCDCでは、都内での変異株の発生状況を把握するため、「新型コロナウイルスのゲノム解析に関する検討チーム」を立ち上げ、東京都健康安全研究センター(以下、「健安研」という。)等において、都内における遺伝子変異の有無のスクリーニングを実施するとともに、ゲノム解析を行っています。
この度、健安研において、オミクロン株亜系統である「BA.2.75系統」に対応した変異株PCR検査を開始しましたので、お知らせします。
「BA.2.75系統」に対応した検査方法
- これまで、「BA.2.75系統」は、ゲノム解析を実施しないと発生状況が確認できませんでした。
- 健安研における変異株PCR検査では、スパイクタンパク質の「L452R」の変異の有無を確認するとともに、「G339H」の変異の有無を確認します。
- 「L452R」の変異がなく、「G339H」の変異がある場合、「BA.2.75系統」の疑いがあります。
- これまで実施している「BA.2.12.1系統」や「BA.4系統」、「BA.5系統」等に対応した変異株PCR検査に合わせて、「BA.2.75系統」に対する変異株PCR検査を行うことで、都内におけるオミクロン株亜系統の発生状況をいち早く把握します。