夏はエアコン修理のトラブルが増加します~シーズン前に試運転をして不具合がないか確かめましょう~
消費者注意情報
相談事例1
エアコンが故障し、冷風が出なくなったため、ネットで見つけた業者に電話をして修理を依頼した。
業者に冷媒ガスを充てんしてもらい、点検費とガス代で合計2万円支払った。
しばらく運転すれば冷えると言って業者は帰ったが、結局直っていなかった。(50 歳代)
相談事例2
エアコンが壊れてメーカーに修理を頼んだが、混んでいて来月になると言われた。
仕方なくネット検索で、すぐに対応可能な修理業者を見つけたが、信頼できるか不安だ。
留意点を知りたい。(60 歳代)
ココに注意!…東京都消費生活総合センターからのアドバイス
シーズン前にエアコンの試運転をしましょう。
- 夏本番を迎えると、販売店やメーカーにはエアコンの設置や修理の依頼が集中するため、すぐに対応してもらえないことが多くなります。
シーズン前に試運転を行い、正常に作動するか確認し、不具合がないか確かめておきましょう。
不具合がみつかったら、まずはメーカーや販売店に相談しましょう。
- 不具合の内容によってはメーカー以外の修理業者では対応できない場合もあります。
また、使用年数によっては部品がなく修理不可能な場合もありますので、まずはメーカーや販売店に、型番や年式、故障の状況を伝えて確認しましょう。
修理業者が作業にとりかかる前に、故障の原因、見積もりについて説明を聞きましょう。
- 作業内容や予想される代金、直らなかった場合の対応等を事前に確認し、納得した上で修理してもらいましょう。
トラブルが生じたら、最寄りの消費生活センターに相談しましょう。
エアコン試運転のチェックポイント
試運転前
- 室外機の排気口やドレン(排水)ホースはふさがれていないか。
- 電源プラグは奥まで挿し込まれているか、ホコリは付いていないか。
- フィルターは汚れていないか。
- リモコンは電池切れしていないか。操作はできるか。
試運転時
冷房の最低温度(16~18度)で10分間運転し、冷気は出るか。
さらに30分継続運転して、水漏れや異臭等はないか。
※メーカーにより点検方法が若干異なります。
詳しくは、製品の取扱説明書やメーカーのホームページをご確認ください。
業界団体の試運転パンフレットはこちら→ https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/air_conditioner/air_conditioner_maintenance.pdf(PDF:725KB)
東京都消費生活総合センター ✆ 03-3235-1155(相談専用窓口)
お近くの消費生活センター 局番なし✆ 188(消費者ホットライン)
<悪質事業者通報サイトへ情報をお寄せください>
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/tsuho/
寄せられた情報は、悪質事業者の指導や処分に役立つほか、都民の皆様への情報提供、啓発につながります。