小学校でネイティブ人材と英語でコミュニケーション ―「イングリッシュ・ウィーク」(江戸川区立第二葛西小学校)―

東京都教育委員会ホームページ

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作戦会議をするバループさんと児童

 

令和5年9月11日(月曜日)から15日(金曜日)の5日間、江戸川区立第二葛西小学校で、「イングリッシュ・ウィーク」が行われました。

東京都教育員会は、児童の英語によるコミュニケーション能力の向上と国際理解教育の推進を図るため、都内の公立小学校で、9月から「外国語に触れる機会の創出」事業を始めました。
 本事業は、生活の中における英語での自然なやり取りを通して、児童が英語に触れる機会をつくることをねらいとしており、本事業を実施する小学校303校は、東京都教育委員会が用意した「イングリッシュ・ウィーク」と「イングリッシュ・キャラバン」の2つのメニューのいずれかを選択します。

  • イングリッシュ・ウィーク
     同一のネイティブ人材1名が、原則として1週間、各教科等の授業や給食、掃除の時間、休み時間、クラブ活動、放課後など、学校生活の中で児童と英語で交流する。実施校が時間割を作成し、指定されたクラスで活動を行う。
  • イングリッシュ・キャラバン
     ネイティブ人材5名程度が1日、児童と英語で交流する。体育館など広い場所に学年やクラス単位で集まり、テーマに基づく活動を行う。

 

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英語で「キャッチバレーボール」のルールの説明を聞くバループさん

 

カナダ出身のチャールトン・バループさん(31)は、9月11日(月曜日)から9月15日(金曜日)までの「イングリッシュ・ウィーク」実施のため、江戸川区立第二葛西小学校を訪問しました。9月13日(水曜日)6年生の体育の授業では、児童が英語で「キャッチバレーボール」のルールをバループさんに紹介したあと、児童とバループさんは一緒にプレーしました。

バループさんは、試合で児童のよいプレーが出ると、「Good job!」と声掛けをし、一方で児童もバループさんのプレーに「Good!」と自然な声掛けをする姿が見られました。

また、チームの作成会議では、「場所を広く使おう」、「相手がいないところを狙おう」など、児童は単語やジェスチャーで、バループさんは簡単な英語で伝え合っていました。

 

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バループさんとチームを組んだ児童は、「伝えたいことがうまく伝えられた」、「エンジョイできた」、「もっとうまく伝えることができるように英語を学びたいと思った」と話してくれました。
 バループさんは、「子供たちは英語の上達がとても早い。うまく英語を使っている。」と児童の英語力を評価していました。

東京都教育委員会は、児童・生徒が将来にわたりグローバル社会でたくましく生き抜いていけるよう、小・中・高等学校を通じて英語力を身に付けさせるとともに、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度や、自らの考えや意見を論理的に説明することができる能力等を育成することを目指しています。
 現在は、令和4年3月に策定した「東京グローバル人材育成指針」により、グローバル人材を育成する取組を推進しています。

グローバル人材の育成(外国語・国際理解)
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