痴漢被害を受けたとの回答、新年度の時期が最多 新生活を守る「春の痴漢撲滅キャンペーン」を実施 4月15日(火曜日)15時00分~ 池袋駅 高校生が痴漢撲滅を訴える啓発イベントを開催
4月は就職や転勤、入学など生活環境の変化を機に電車通勤・通学をスタートする方も多くいます。また、4、5月は、痴漢被害が多く発生し、新入生等を狙った痴漢被害も懸念されます。このため、4月7日(月曜日)から「春の痴漢撲滅キャンペーン」を実施します。
なお、今回は初めて一都三県共同でSNS発信を行います。
あわせて4月15日(火曜日)に、「新入生等の新生活を、社会全体で痴漢被害から守る」をテーマとし、複数の鉄道会社・路線が乗り入れ、利用者の多い池袋駅で、自治体や近隣の高校生の参加も得て痴漢撲滅を訴えるイベントを実施します。
新学期・新年度の時期に痴漢被害が最多
都の令和6年度痴漢被害実態把握調査では、4月、5月の新生活をスタートする時期に痴漢被害を受けたとの回答が、3割で、1年の中で最多となりました。
また、コロナ禍で一時電車の利用者は減少したものの、近年、平均混雑率が増加傾向にあります。(国土交通省:三大都市圏の主要区間の平均混雑率推移2023より)
新生活を守る「春の痴漢撲滅キャンペーン」実施について
期間中は、社会全体で痴漢を許さない気運を醸成するための啓発動画の展開や、鉄道事業者等の協力を得ながら電車内・駅構内放送などの啓発活動を行います。
期間
4月7日(月曜日)~5月31日(土曜日) ※重点期間:4月7日(月曜日)~4月18日(金曜日)
実施・協力
東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、鉄道事業者等
内容(予定)
(1)鉄道事業者の取組(重点期間中)
※実施内容は鉄道事業者により異なります。
- 1)電車内・駅構内放送
- 2)電車内モニター
- 3)デジタルサイネージ
- 4)電光掲示板
(2)ターゲティング広告等による動画配信
(3)一都三県によるSNS発信
(4)駅構内等で啓発グッズ配布、呼びかけ等
痴漢を許さない! 春の痴漢撲滅啓発イベントについて
都と関係機関、高校生が力を合わせ、総勢50名以上で、痴漢を絶対許さないよう、皆で声をあげていきます。(参考資料(PDF:474KB))
日時
4月15日(火曜日) 午後3時00分~午後3時45分
場所
東武東上線池袋駅 南改札外
参加者
- 東京都 松本明子副知事
- 豊島区 高際みゆき区長
- 警視庁 鉄道警察隊長
- 東日本旅客鉄道(株)、東武鉄道(株)、西武鉄道(株)、東京地下鉄(株)
- 昭和鉄道高等学校、姉妹校である豊島学院高等学校より、高校生約20名
内容(予定)
- (1)参加者紹介
- (2)東京都挨拶
- (3)豊島区挨拶
- (4)警視庁挨拶
- (5)昭和鉄道高等学校・豊島学院高等学校 生徒代表挨拶
- (6)記念撮影
- (7)都と関係機関、高校生による痴漢撲滅に向けた呼びかけ
東京ウィメンズプラザで特設コーナーを設置
東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区神宮前5-53-67)に設置した特設コーナーで関連書籍等を紹介、SNSを通じた情報発信など啓発活動を実施します。
※キャンペーン情報は、都の「痴漢撲滅プロジェクト」ホームページで随時掲載します。
本件は、「2050東京戦略」を推進する取組です。
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