カーボンステーション開発事業基本協定締結

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DACによるカーボンステーション開発事業に関する東京都及び東京都公立大学法人による基本協定の締結について
令和5年度大学研究者による事業提案制度選定事業

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東京都及び東京都公立大学法人(研究代表者 東京都立大学 大学院理学研究科化学専攻・教授 山添誠司)は、DACによるカーボンステーション開発事業【注1】について、基本協定を締結しましたのでお知らせいたします。

【注1】令和5年度大学研究者による事業提案制度において選定された事業です。

1 事業の目的

本事業は、大気中の二酸化炭素から有用な炭素資源を合成・供給できる“カーボンステーション”を開発することで、都内における大気中の二酸化炭素排出量を削減しつつ、大気中の二酸化炭素を新資源とする未来型都市社会の構築に寄与することを目的とする。

2 実施主体

東京都、東京都立大学

  • ※本事業は、共同提案者である東北大学(轟直人准教授)、東京大学(内田さやか教授)と連携して実施する予定です。

3 協定締結日及び事業実施期間

協定締結日

令和6年4月1日

事業実施期間

令和6年4月1日から令和9年3月31日まで

4 今後の予定

(1)令和6年度

小型DAC装置の性能評価と事業化に向けたシステム設計等

(2)令和7年度以後

DAC装置及び二酸化炭素電解変換装置の大型化と実証、両装置を組み合わせたカーボンステーションの開発及び実証、活用方法の提案等

5 本事業の内容ついて

本事業の具体的な内容は、東京都立大学で開発しているアミン修飾シリカを用いて大気中の二酸化炭素を効率良く吸着・回収するDirect Air Capture(DAC)と、東北大学の轟准教授が進めている二酸化炭素を有用な炭素資源に変換する電解触媒システムを融合させ、大気から炭素資源を直接合成・供給するカーボンステーションを開発するものです。多孔体合成・ガス吸着の専門家である東京大学の内田教授と協力してDAC用二酸化炭素吸収材の高性能化も進め、ゼロエミッション東京実現のための先駆けとなる技術を開発します。

事業内容の画像

6 大学研究者による事業提案制度について

東京に集積されている知を、都政の喫緊の課題解決や東京の未来の創出に資する政策立案へと活用するため、都内大学研究者からの研究成果、研究課題を踏まえた事業提案を募集し、東京都と研究者・大学との連携事業等を企画・実施することで、研究者・大学と連携・協働して事業を創出し、より良い都政を実現することを目的とした制度です。

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本件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業です。
戦略14「ゼロエミッション東京戦略」

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