世界に誇る「東京の空」を目指して。東京都の大気環境問題を振り返る

東京都公式note
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総務部広報広聴担当です。年明け2回目のテーマは、「東京の空」です。
今の時期は黄砂の影響で空が霞むことが多いですが、お正月明けの1月5日には、環境局総務部のある都庁の19階から富士山がキレイに見ることができました。今回は東京の大気環境問題を紐解きながら、東京都のきれいな青空を守る取組についてご紹介します。

昔に比べるとキレイになった東京の大気環境

戦後、世界でも有数の大都市となった東京ですが、かつては深刻な大気汚染に直面していました。東京都における大気環境の改善に関する取組は、1950年代から始まっており、ボイラー等のばい煙規制や、ディーゼル車規制など、さまざまな対策によって、世界に誇る、きれいな大気環境を実現しました。

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さまざまな規制や対策によって東京の大気環境を改善してきた

それでも課題が残る東京の大気環境、減少傾向にあった光化学スモッグ注意報発令日数にストップがかかる

こうして東京都の大気環境は大幅に改善されてきましたが、まだまだ課題が残っています。そのひとつが、光化学スモッグです。光化学スモッグが発生すると、目や喉の痛み、頭痛などの健康被害を及ぼすことがあります。
東京都では、光化学オキシダントの濃度が発令基準以上になった場合に、光化学スモッグ注意報等を発令しています。4月~10月における光化学スモッグ注意報発令日数は減少傾向にありましたが、2024年に15件と増加し、2025年は8日と過去10年間の平均発令日数7.9日と同程度でした。
令和7年光化学スモッグの発生状況|1月|都庁総合ホームページ
光化学スモッグの原因である光化学オキシダントは、主な原因は、アルコールなどの溶剤やガソリンなどから出ている揮発性有機化合物「VOC」。この物質の排出を削減することが、光化学オキシダントを減らすことにつながります。こうした原因物質は、普段使用する生活用品からも発生しており、原因物質の比較的少ない製品を選ぶなど、身近でできる対策を行うことが大切です。

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光化学スモッグ注意報発令日数

第2回Clear Sky サポーターアワード企業グランプリが決定

そこで、東京都は、PM2.5や光化学オキシダントの原因物質である揮発性有機化合物(VOC)や窒素酸化物(NOx)の削減などに取り組む企業をClear Skyサポーターとして登録。令和6年度よりClear Skyサポーター企業の大気環境改善に向けた素晴らしい取組を表彰しており、12月23日に第2回Clear Sky サポーターアワード企業グランプリが決定しました。グランプリは都民からの推薦を受けて行われるもので、令和7年度は11月1日から12月10日までの間に行われた投票で、総投票数は6千票を超えました。
グランプリを受賞したのはアインズ株式会社で、同社は石油由来の溶剤や合成樹脂を使用せず、植物油脂を用いたインキ「eLinks(R)」を独自に開発し、VOCの排出を大幅に削減しました。
敢闘賞にはグリーン購入ネットワークとand now合同会社が選ばれました。
グリーン購入ネットワークは、大気環境に配慮した商品の選び方を指南するガイドを作成し、約13,000種類の製品情報を提供しています。また、製造過程におけるVOCの抑制についても情報を発信し、大気環境への負荷を軽減する手助けをしています。
and now合同会社は、和紙製造において火を使わない技術を取り入れ、NOxの排出を抑えながら製造しています。花を酸素系溶剤で分解し、従来のプロセスに比べて大気環境への影響を低減させています。表彰式の模様は、環境局HPでご覧になれます。
第2回Clear Skyサポーターアワード|Clear Skyサポーターアワード|東京都環境局

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須藤局長からトロフィーを受け取った受賞者の皆様

まとめ:いつまでも守り続けたい「東京の青い空」

「東京の青い空」を守るため、こうした企業の優れた取り組みを参考にしながら、私たちも日常生活の中での環境への配慮を見直していく必要があります。水性ペンを使う、きりふきタイプの虫よけを使用するなど、私たちにもできることはたくさんあります。世界最高水準の快適な大気環境の実現に向けて、一緒に取り組みましょう!

 

 
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